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2024年12月17日(火)

オークワ新田辺店21年3月開店 田辺市新庁舎に隣接

新店舗の出店について説明するオークワと工事業者(19日、和歌山県田辺市東山1丁目で)
新店舗の出店について説明するオークワと工事業者(19日、和歌山県田辺市東山1丁目で)
 オークワ(本社・和歌山市)は19日、和歌山県田辺市の新庁舎建設に伴い閉店する総合スーパー「オークワオーシティ田辺店」(田辺市東山1丁目)に代わり、隣接地に食品スーパー「オークワ新田辺店」(仮称)を2021年3月にオープンすると発表した。

 新店舗は鉄骨4階建てで、1階が店舗、2階が店舗用駐車場、3、4階と屋上は市の新庁舎用駐車場となる。土地は市の所有で、オークワが賃料を支払う。3、4階と屋上は市が購入する。着工は1月20日、完成は21年2月の予定。

 店舗面積は982・25平方メートルで、オーシティの約7分の1になる。営業時間は午前7時~深夜0時の予定。平日は1300人、休日は1500人の来店を見込んでいる。

 この日、出店計画の説明会が、オーシティ隣接の旧紀伊田辺シティプラザホテルであり、付近の住民ら約60人が参加した。オークワと建設会社が、店舗の概要や工事計画を説明した。

 住民からは「駐車場が不足しないか」「早朝や深夜の営業が必要か」「市の土地に店舗を建てることになるが、撤退した場合に建物はどうなるのか」などの質問があった。

 オークワは「店舗用の駐車場は42台で店の規模としては十分だと考えている」「営業時間は要望などを聞きながら検討する」「万が一撤退する場合、店舗は市に寄付する」などと答えた。

 田辺市の新庁舎は、「オーシティ」「シティプラザホテル」の敷地を購入し、施設を解体して建設する。完成は24年2月末の予定。