和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月27日(金)

新1、2区は原則公募 次期衆院選で自民和歌山県連

次期衆院選の新1区、新2区の候補予定者選びについて報道陣の取材に答える自民党和歌山県連の山下直也県議(4日、和歌山県和歌山市で)
次期衆院選の新1区、新2区の候補予定者選びについて報道陣の取材に答える自民党和歌山県連の山下直也県議(4日、和歌山県和歌山市で)
 自民和歌山県連は4日、和歌山県和歌山市のホテルで「代表役員会」を開き、次期衆院新1区と新2区の候補予定者を原則、公募すると決めた。ただ、県連内で推薦があれば、5月中に開く「拡大役員会」に諮るとしている。

 役員会には石田真敏衆院議員や鶴保庸介参院議員、県議らが出席し、新1区、新2区の候補予定者選びなどについて議論した。

 新1区については、鶴保氏がくら替え立候補を予定していたが、4月下旬に断念することを表明。新2区については、立候補予定だった二階俊博衆院議員が、派閥の政治資金パーティー問題を受け、不出馬を表明している。このことにより、県連が再度、新1区と新2区の候補予定者選びを進めることになった。

 新2区については二階氏の三男で公設秘書の伸康氏の名前が挙がっている。新2区の21町村でつくる県町村会や、新2区選出の党所属県議など県内20超の団体が出馬を要請しており、役員会でも伸康氏を推す意見が出たという。

 役員会後、県連幹事長の山下直也県議は当初の方針通り公募でまとまったと説明。公募方法や日程は今後詰めるという。伸康氏について問われると「本人から県連に(出馬の意向の申し出を)頂いていない」とした上で「(県連)内部の関係者が立候補することになった場合、拡大役員会に諮ることになる」とした。

 また、役員改選などについては、石田氏と鶴保氏、山下氏が近く東京を訪れ、体調不良で役員会を欠席した県連会長の二階俊博氏と相談するという。