テレビドラマ「ＶＩＶＡＮＴ（ヴィヴァン）」に警察官「チンギス」役で出演したモンゴルの俳優バルサラハガバ・バトボルド（愛称＝バルサー）さんが２６日、和歌山大学の本山貢学長らと県庁の岸本周平知事を訪問した。

　和歌山大は昨年９月、モンゴル高等専門学校（モンゴル高専）と包括連携協定を結んだ。両校はすでに成層圏の気球実験などで連携しているが、さらに宇宙分野などで協力関係を深めていくとしている。

　その中で、モンゴルの人気俳優で、日本でもドラマ出演で知名度が上がったバルサーさんが、両国や両校の友好関係推進を支援してくれることになったという。

　駐日モンゴル大使館からも両国の友好関係を深めるため、両校の協力強化が要請された上で「和歌山県と何か取り組みができないか」と話があったといい、バルサーさんの訪問につながった。

　岸本知事は「ぜひ、和歌山県とモンゴルの皆さんとで仲良くなりたい」と呼びかけ、バルサーさんは「和歌山県は初めて訪れたが、会った人は全員、熱く歓迎してくれた。（知事も）一度モンゴルに来てください」と応じた。岸本知事はお土産に県産梅酒を贈った。