和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

一年の福授かりに 各地で十日えびす、和歌山

縁起物が付いた置物を授かる参拝者(左)=9日、和歌山県田辺市湊で
縁起物が付いた置物を授かる参拝者(左)=9日、和歌山県田辺市湊で
 商売繁盛や家内安全、豊作などを祈る「十日えびす」は9日、宵えびすを迎えた。今年一年の福を授かろうと、各地の神社に多くの参拝者が訪れた。10日は「本えびす」、11日は「残り福」と続く。

 和歌山県田辺市湊の蟻通神社では、敬神婦人会や総代たちが作った福笹のほか、置物を用意している。価格は2200~3万3千円。参拝者は神社にお参りし、福笹や置物を買って景気回復や健康を祈った。

 上富田町朝来の自営業女性(70)は「年明けに災害があって、早い復興を願っている。この地域でも大きな地震が心配だが、何事もなく健康で過ごしたい」と話した。