規格外野菜をお届け! 青果市場から子ども食堂へ、和歌山・田辺高校生が発案
大きさや形が規格から外れ廃棄される野菜を困窮家庭の支援につなげようと、和歌山県田辺市の田辺高校の生徒活動委員会「SEEKER(シーカー)」が、青果市場を拠点に食材を集め、子ども食堂に届ける活動を始めた。市場では行き場のない野菜や果実が、食堂のメニューとなって子どもたちの笑顔を生んでいる。
シーカーは課外活動で、国際交流や地域貢献に取り組んでいる。規格外野菜の活用は、家庭で十分な栄養を取るのが難しい子どもに地元食材を食べてもらうとともに、食品ロスの削減を図りたいと、2年生の佐野未咲さんが発案した。
協力しているのは南紀田辺地方卸売市場を開設する田辺中央青果(稲成町)。小売店での販売用に袋詰めする中で、商品に向いていない食材は廃棄していた。高木郁夫事業部長(51)は「味や栄養に問題はないが、規格に合わない野菜はどうしても出る。ニュースで気になっていた子ども食堂で活用してもらえるのは、ありがたい」と話す。
食材は子ども食堂を運営する光運送(上の山1丁目)に寄付している。光運送は社員食堂を活用して、2016年から子ども食堂を始めた。高松章社長(73)は「地域の協力は本当にうれしい。給食のない冬休みは年末年始も含め、毎日食堂を開く予定。地元のおいしい野菜やミカンを食べに来てほしい」と呼びかける。
佐野さんは「高校生の提案に多くの人が協力してくれて、驚いている。子どもの貧困はとても身近な問題。活動の意義を伝え、さらに協力の輪を広げていきたい」と話している。
田辺中央青果は「出荷で訪れる際に、規格外の野菜があれば提供してほしい」と生産者に協力を呼びかけている。鮮魚、肉、乾物や菓子などの加工品は受け付けていない。問い合わせは田辺中央青果(0739・22・3088)へ。
シーカーは課外活動で、国際交流や地域貢献に取り組んでいる。規格外野菜の活用は、家庭で十分な栄養を取るのが難しい子どもに地元食材を食べてもらうとともに、食品ロスの削減を図りたいと、2年生の佐野未咲さんが発案した。
協力しているのは南紀田辺地方卸売市場を開設する田辺中央青果(稲成町)。小売店での販売用に袋詰めする中で、商品に向いていない食材は廃棄していた。高木郁夫事業部長(51)は「味や栄養に問題はないが、規格に合わない野菜はどうしても出る。ニュースで気になっていた子ども食堂で活用してもらえるのは、ありがたい」と話す。
食材は子ども食堂を運営する光運送(上の山1丁目)に寄付している。光運送は社員食堂を活用して、2016年から子ども食堂を始めた。高松章社長(73)は「地域の協力は本当にうれしい。給食のない冬休みは年末年始も含め、毎日食堂を開く予定。地元のおいしい野菜やミカンを食べに来てほしい」と呼びかける。
佐野さんは「高校生の提案に多くの人が協力してくれて、驚いている。子どもの貧困はとても身近な問題。活動の意義を伝え、さらに協力の輪を広げていきたい」と話している。
田辺中央青果は「出荷で訪れる際に、規格外の野菜があれば提供してほしい」と生産者に協力を呼びかけている。鮮魚、肉、乾物や菓子などの加工品は受け付けていない。問い合わせは田辺中央青果(0739・22・3088)へ。