和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月27日(水)

印南町で歴史と花火楽しもう

切目王子跡国指定記念イベント&印南かえるのフェスティバル花火大会のポスター
切目王子跡国指定記念イベント&印南かえるのフェスティバル花火大会のポスター
 印南町印南、印南漁港内の特設会場で11日午後1時から、「切目王子跡国指定記念イベント&印南かえるのフェスティバル花火大会」が開かれる。切目王子跡国指定記念イベント実行委員会、町活性化イベント実行委員会の主催。雨天の場合は順延する。

 印南町西ノ地の熊野古道切目王子跡(切目神社境内)が昨秋、町内初の国史跡に指定されたことを記念するイベント。また、新型コロナ感染拡大前まで11月の恒例イベントだったかえるのフェスティバルを共催にした。イベントに際し主催者が募金や事業所の協賛金を募った。

 スケジュールはオープニングの後、午後1時15分から「さくらサーカス」によるミニショー、1時50分から餅まきがある。漁船クルージングは2時20分と3時20分から実施する。定員は各回とも先着45人、体験料は高校生以上600円、中学生300円、小学生以下200円。

 王子にゆかりのある島根県の伝統芸能・石見(いわみ)神楽の奉納は4時~6時半。同県の西村社中、高津社中が「切目」など4演目を披露する。

 花火大会は7時~7時40分で、およそ3千発が夜空を彩る。ほかに産品販売や体験コーナーもある。

■12日は神楽と講演

 切目神社境内では12日、切目王子ゆかりの神事と神楽の奉納がある。観覧は無料、事前の申し込みは要らない。駐車場は近くの切目小学校運動場に設ける。

 国史跡指定を記念し町が設けた記念碑の除幕式の後、午前9時10分から愛知県東栄町の月地区による花祭の舞、9時50分から島根県の西村社中と高津社中による石見神楽の奉納がある。

 また、切目小学校体育館で10時50分から記念講演「熊野信仰と切目王子」があり、二松学舎大学の小山聡子教授が話す。