和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月25日(月)

【動画】しょこたん「宇宙」を熱く語る 「ロケットのまち」和歌山・串本町で

漫画「宇宙兄弟」の登場人物に扮した町職員から町の宇宙関連のグッズを受け取り、笑顔を見せる中川翔子さん(中央)=和歌山県串本町串本で
漫画「宇宙兄弟」の登場人物に扮した町職員から町の宇宙関連のグッズを受け取り、笑顔を見せる中川翔子さん(中央)=和歌山県串本町串本で
 和歌山県串本町串本の町文化センターで24日、「宇宙と串本の可能性」をテーマに歌手でタレントの中川翔子さんによるトークショーがあった。地元住民を含む県内だけでなく、県外からもファンが詰めかけ、会場は盛り上がった。

 中川さんは、宇宙が好きで宇宙飛行士の試験を受験した経験がある。町内で打ち上がる民間ロケットの発射に向けて機運を高めようと、町が出演を依頼して実現した。

 トークショーでは、町職員や串本古座高校の生徒、地元の飲食店や干物店で働く人らが登壇し、地元の観光名所や名物、イベント、ロケットの取り組みについてそれぞれ紹介。宇宙飛行士を目指す漫画「宇宙兄弟」の登場人物に扮(ふん)した町職員も登場し、会場は笑いに包まれた。中川さんは紹介を受け「初めて来た串本がこんなに濃い町だったんだと思い知った。世界中の人に自慢したい」と興味津々だった。

 その後、串本古座高3年の清野健太郎君と町子ども未来課の枠谷徳彦課長が中川さんと対談した。

 枠谷課長が、中川さんが潜水調査船「しんかい6500」に搭乗して水深約5300メートルまで潜った経験があることに触れ、挑戦する力の源について質問。中川さんは「(深海は)1回しかない人生で命を懸けてでも行きたいと思えるロマンやわくわくがあった。宇宙に行く夢も諦めないようにしたい」と熱く語った。

 トークショーの最後で中川さんは「宇宙船の外で活動することに憧れている。タレント生活で磨いてきた言葉を総動員して、活動をリポートしたい。宇宙で歌ったり、しゃべったりという夢もかなえられたらと思う」と話した。

 この日、会場では南紀串本観光協会が「宇宙兄弟」とコラボしたTシャツなどのグッズも販売した。