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2024年12月24日(火)

龍神村に龍が集う 「造形大賞」12月までプロ・アマ問わず、和歌山県田辺市

「龍の造形大賞リターンズ2023」を案内するパンフレット
「龍の造形大賞リターンズ2023」を案内するパンフレット
 和歌山県田辺市龍神村の「龍の里づくり委員会」(伊藤研治委員長)は、フィギュア製作会社として世界的に有名な「海洋堂」(大阪府)の協力で、「龍神村 龍の造形大賞リターンズ2023」を開く。12月28日までプロ、アマを問わず作品を募集している。


 後援は県と田辺市。龍神村の住民有志が出資した「株式会社龍神村」も協力している。開催は3回目で、これまでの第1回と第2回で180点以上の作品が寄せられた。

 今回は、総指揮を海洋堂館長の宮脇修さん、代表を「龍の里づくり委員会」の伊藤委員長が務めている。募集しているのは、龍をテーマとする立体的な造形物。作品の素材は自由だが、時間の経過によって著しく劣化する素材は控える。大きさは縦、横、奥行きをいずれも1・5メートル以内とし、未発表のオリジナル作品に限る。中学生以下は応募できない。

 応募作品は来年1月20~25日、龍神村柳瀬の交流拠点「DRAGON PARK(ドラゴンパーク)」で展示。審査委員会(委員長=宮脇修一・海洋堂専務)による選考を経て、最優秀賞(賞金25万円)、優秀賞(同15万円)、審査員特別賞(同5万円)、審査員賞(同3万円)、入賞(同1万円)などを選ぶ。特別賞として県知事賞と田辺市長賞のほか、展示会場の来場者による投票で「みんなで選ぶ龍の里賞」を決める。

 入賞作品は、来年2月1日に株式会社龍神村のホームページで発表する。2月18日にドラゴンパークで表彰式を開く。

 また、応募の中から選定し、承諾を得た一部の作品については、偽造や改ざんができないデジタルデータで生成し、資産としての価値を持たせた「フィギュアNFT」として販売する予定。利益は龍神村ドラゴンミュージアム(龍神村柳瀬)の運営費に活用し、一部は作者に還元する。

 作品の送付先は、郵便番号645―0417 田辺市龍神村柳瀬908の龍神村ドラゴンミュージアムにある「龍神村龍の造形大賞作品受付係」。問い合わせは、龍神村西の龍神行政局内にある「龍の里づくり委員会」龍の造形大賞事務局(代表番号0739・78・0111)へ。

 造形大賞については7月30日に千葉市で開かれた世界最大級の造形・フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2023」の会場でもブースを設けてPRした。