和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は１８～２７日、龍神温泉街などに灯籠を並べて夜を彩る「夏の観燈祭（かんとうさい）」を開く。フォトコンテストやモデルを使った撮影会を実施するほか、願い事を書いた灯籠を並べるイベントも予定している。

　観燈祭はもともと冬に実施していたが、気温が低く過ごしやすい龍神村での夏の夜の魅力を知ってもらおうと、２０２１年から夏にも開いている。

　灯籠は、旅館など宿泊施設の玄関先と、龍神行政局にある龍のモニュメントに並べて、午後６時から９時ごろまでろうそくの明かりをともす。灯籠を置く施設は上御殿、下御殿、有軒屋、萬屋、美人亭、まごころの宿丸井、龍神温泉元湯、季楽里龍神、龍神行政局。

　フォトコンテストは、デジタルカメラ（携帯電話のカメラも可）で観燈祭の様子を撮影してプリント写真で応募してもらう。応募は１人３点までで、入賞は１人１点。サイズは四つ切り（ワイド可）またはＡ４。作品のデジタル加工や合成、加筆は不可としている。

　応募用紙やメモ用紙などに必要事項を記入して作品の裏面に貼り付け、龍神観光協会（郵便番号６４５―０４１５　田辺市龍神村西３７６）に郵送するか、持参すればよい。

　締め切りは９月６日（消印有効）。最優秀賞（１万円相当の地域特産品）、優秀賞（龍神温泉元湯無料入浴券１１回分）、ほっと賞（５千円相当の地域特産品）をそれぞれ１点選ぶ。

　撮影会は、龍神温泉街で８月２６日午後６時半から実施する。雨天中止。申し込みは不要だが、撮影した写真を最低１点、フォトコンテストに出品してもらう。

　また、同日午後６時～９時ごろには、龍神温泉近くの河原で「願いの灯火」というイベントを開く。１８日から２６日午前中までに、観燈祭の参加施設で手に入る灯籠に願い事を書いてもらい、その灯籠を河原に並べて点灯する。

　問い合わせは、龍神観光協会（０７３９・７８・２２２２）へ。