【動画】模擬人工衛星、空へ 高校生が打ち上げ、和歌山・串本で「缶サット甲子園」
高校生が、「缶サット」と呼ばれる模擬人工衛星を搭載したモデルロケットを打ち上げ、技術力を競う「缶サット甲子園2023和歌山地方大会」が15、16日、和歌山県串本町であった。生徒たちが試行錯誤して作った缶サットが、「ロケットの町」の大空へ飛び立った。
進路選択を控えた高校生に理工系の楽しさや面白さ、魅力を感じてもらい、科学や工学への興味を高めることを目的に毎年開催している。同町での開催は2年ぶり。
大会には、全国大会で優勝経験のある桐蔭高校(和歌山市)など県内外から10校が参加。空き缶サイズの缶サットを載せた紙製のモデルロケットを打ち上げた。各校は取り組みたいミッションを事前に設定。缶サットに気温や気圧などを測定するセンサーなどを組み込み、収集したデータから得た成果を発表した。
地元の串本古座高校も大会に参加した。宇宙船からの緊急脱出をテーマに、乗員に見立てた卵が着地時に割れないような仕組みを考え挑戦した。勢いよく打ち上がったモデルロケットは、空中で缶サットの放出に成功。しかし、風にあおられた缶サットは回収できない場所に着地して検証できなかった。
1年生の清野直人君は「発射は満点だったが、缶サットを回収できなかったのが残念。来年は今年よりも進化して戻ってきたい」と語った。
関係者によるとロケットは30~50メートルの高さまで上がり、最高は約70メートルだった。
大会は尼崎双星(兵庫県尼崎市)が優勝、2位は甲陽学院(兵庫県西宮市)、3位は芦屋国際中等教育学校(兵庫県芦屋市)、4位は桐蔭だった。
大会実行委員長の藤木郁久・桐蔭高校教諭(53)は「真剣に楽しくやっていてうれしく思う。生徒が一生懸命頑張ってくれた。失敗から学ぶこともある。次にどんな対策をすればいいかを考えてやってもらえたら」と話している。
進路選択を控えた高校生に理工系の楽しさや面白さ、魅力を感じてもらい、科学や工学への興味を高めることを目的に毎年開催している。同町での開催は2年ぶり。
大会には、全国大会で優勝経験のある桐蔭高校(和歌山市)など県内外から10校が参加。空き缶サイズの缶サットを載せた紙製のモデルロケットを打ち上げた。各校は取り組みたいミッションを事前に設定。缶サットに気温や気圧などを測定するセンサーなどを組み込み、収集したデータから得た成果を発表した。
地元の串本古座高校も大会に参加した。宇宙船からの緊急脱出をテーマに、乗員に見立てた卵が着地時に割れないような仕組みを考え挑戦した。勢いよく打ち上がったモデルロケットは、空中で缶サットの放出に成功。しかし、風にあおられた缶サットは回収できない場所に着地して検証できなかった。
1年生の清野直人君は「発射は満点だったが、缶サットを回収できなかったのが残念。来年は今年よりも進化して戻ってきたい」と語った。
関係者によるとロケットは30~50メートルの高さまで上がり、最高は約70メートルだった。
大会は尼崎双星(兵庫県尼崎市)が優勝、2位は甲陽学院(兵庫県西宮市)、3位は芦屋国際中等教育学校(兵庫県芦屋市)、4位は桐蔭だった。
大会実行委員長の藤木郁久・桐蔭高校教諭(53)は「真剣に楽しくやっていてうれしく思う。生徒が一生懸命頑張ってくれた。失敗から学ぶこともある。次にどんな対策をすればいいかを考えてやってもらえたら」と話している。