評論家の寺島実郎氏が塾長 9月から戦略経営塾、「和歌山発の事業創出を」
和歌山県は9月から、県内の経営者らを対象に、新たな事業の創出を目指す「和歌山戦略経営塾」を開く。塾長には評論家の寺島実郎氏を招く。昨年度まで10年間にわたって若手経営者ら向けに開いていた「わかやま塾」は終了した。岸本周平知事は「経営の最前線の方々が連携し、和歌山発の新しい事業を興す実践的な経営塾として再スタートを切りたい」と話している。
約20人の少人数形式で、経営者同士が議論を深めることで新たなビジネスプランを創出したり、実践的な経営技術の習得や人的ネットワークの形成をしたりする。
県は多摩大学学長で一般財団法人「日本総合研究所」会長の寺島氏が代表理事を務める一般社団法人「寺島文庫」に運営を委託する。委託費は約450万円。県によると、和歌山と同様に寺島氏が塾長で都道府県などが運営を委託している経営塾は青森県にもあるほか、三重県でも過去に開いていたという。これと別に、東京都内などにも寺島文庫主催の経営塾がある。
日程は9月6日から来年2月7日までで計6回、主に和歌山市のホテルで開く。11月の第3回は奈良県の薬師寺であり、全国から寺島氏の塾生が集まる「全国戦略経営塾」に参加する。
講師は寺島氏のほか、副塾長の三重大学大学院地域イノベーション学研究科教授の西村訓弘氏、飲食業を経営する小田島春樹氏、慶応大学医学部教授の桜田一洋氏が務める。
■「わかやま塾」は終了
一方、「わかやま塾」は県が2013年度から昨年度まで毎年開催した。仁坂吉伸氏(前知事)を塾長に、著名な企業経営者や大学教授らが講義。10年間で計749人が参加し、644人が修了した。
「わかやま塾」は若手経営者や経営者候補を対象に経営者の心がけやノウハウなどを学ぶ座学が中心だったが、「戦略経営塾」は経営者や幹部らが対象。講義のほか、持ち寄ったビジネスプランを基に討議し、連携や新事業創出などを目指すという。
岸本知事は戦略経営塾の設置について「少人数の意欲のある経営者が集まって、新しいプロジェクトを起こしてもらうことが、比較的短期に県経済活性化につながると考えた」と説明している。
◇
県は8月3日まで塾生を募集している。対象は県内の経営者や後継者、経営幹部で、定員20人程度。申込書を基に選考する。受講料は5万円で、別に懇談会参加費などが必要。
問い合わせは県企業振興課(073・441・2760)へ。
約20人の少人数形式で、経営者同士が議論を深めることで新たなビジネスプランを創出したり、実践的な経営技術の習得や人的ネットワークの形成をしたりする。
県は多摩大学学長で一般財団法人「日本総合研究所」会長の寺島氏が代表理事を務める一般社団法人「寺島文庫」に運営を委託する。委託費は約450万円。県によると、和歌山と同様に寺島氏が塾長で都道府県などが運営を委託している経営塾は青森県にもあるほか、三重県でも過去に開いていたという。これと別に、東京都内などにも寺島文庫主催の経営塾がある。
日程は9月6日から来年2月7日までで計6回、主に和歌山市のホテルで開く。11月の第3回は奈良県の薬師寺であり、全国から寺島氏の塾生が集まる「全国戦略経営塾」に参加する。
講師は寺島氏のほか、副塾長の三重大学大学院地域イノベーション学研究科教授の西村訓弘氏、飲食業を経営する小田島春樹氏、慶応大学医学部教授の桜田一洋氏が務める。
■「わかやま塾」は終了
一方、「わかやま塾」は県が2013年度から昨年度まで毎年開催した。仁坂吉伸氏(前知事)を塾長に、著名な企業経営者や大学教授らが講義。10年間で計749人が参加し、644人が修了した。
「わかやま塾」は若手経営者や経営者候補を対象に経営者の心がけやノウハウなどを学ぶ座学が中心だったが、「戦略経営塾」は経営者や幹部らが対象。講義のほか、持ち寄ったビジネスプランを基に討議し、連携や新事業創出などを目指すという。
岸本知事は戦略経営塾の設置について「少人数の意欲のある経営者が集まって、新しいプロジェクトを起こしてもらうことが、比較的短期に県経済活性化につながると考えた」と説明している。
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県は8月3日まで塾生を募集している。対象は県内の経営者や後継者、経営幹部で、定員20人程度。申込書を基に選考する。受講料は5万円で、別に懇談会参加費などが必要。
問い合わせは県企業振興課(073・441・2760)へ。