和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

田辺高OBが初の夢舞台へ 11月「マスターズ甲子園」に出場、和歌山県予選で2位

マスターズ甲子園の本大会に出場する田辺高校のOBチーム(和歌山市の紀三井寺球場で)
マスターズ甲子園の本大会に出場する田辺高校のOBチーム(和歌山市の紀三井寺球場で)
 マスターズ甲子園和歌山大会2023(マスターズ甲子園和歌山支部、朝日新聞和歌山総局主催)の準決勝と決勝が和歌山市の紀三井寺球場であり、田辺高校硬式野球部のOBチームが準優勝した。田辺OBは、11月11、12日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる本大会に初出場する。

 マスターズ甲子園は、元高校球児が出身校別にチームを組んで再び「甲子園」を目指す硬式野球の大会。全国高校野球OB連合が主催して2004年に始まり、今回が第20回の記念大会になる。出場選手は4回までが34歳以下、5回以降は35歳以上に限定される。

 和歌山大会には県内の高校OBの18チームが出場。田辺は初戦の2回戦で星林に15―1、準々決勝で新宮に8―5、準決勝で橋本に7―6で勝った。決勝は日高中津に7―11で敗れた。

 日高中津は2回連続で本大会に出場しており、3回連続で出場できないという規定から、田辺の本大会出場が決まった。

 田辺の選手は、最年少が20歳、最年長が63歳。親子で出場した選手もいて、世代を超えて交流を深めた。

 マスターズ甲子園の第20回を記念して全国高校野球OBトーナメントも開かれ、田辺と日高中津は8月12、13日に紀三井寺球場である近畿予選に出場する。

 田辺OBの監督は、同校硬式野球部の監督を22年半務めた元県高野連会長の愛須貴志さん(62)。「和気あいあいと、世代間でいいつながりができた。現役の高校生チームも甲子園を目指して頑張ってほしい」と話している。

 【準決勝】
橋本OB
 001 000 5―6
 001 204 ×―7
田辺OB

 〔橋〕ヤング(34歳以下)=板橋健、板橋宗―水口裕▽オールド(35歳以上)=寺本、小池―栃尾〔田〕ヤング=前田、浅山和―熊野敦▽オールド=講初、谷本―熊野雅(二)熊野敦(田)、寺本(橋)

 【決勝】
田辺OB
 500 200 0―7
 400 070 ×―11
日高中津OB

 〔田〕ヤング=前田、宮下―熊野敦▽オールド=新澤、亀田、谷本―初山〔日〕ヤング=吉田、坂口、羽佐―友國、中元▽オールド=北山、相台、正木―中元(本)渡辺(日)(二)熊野敦、浅山誠、浅山和(田)、羽佐(日)