七宝で彩る「那智の扇祭り」 造幣局が章牌と貨幣セット販売、「日本の祭り」シリーズ
独立行政法人造幣局(大阪市)は、和歌山県那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社が14日に営む例大祭「那智の扇祭り」(国重要無形民俗文化財)をテーマにした金属工芸品「七宝章牌(しっぽうしょうはい)」と貨幣セットを製造・販売する。造幣局では2009年から「日本の祭り」をテーマにした七宝章牌を製造・販売しているが、県内の祭りが採用されたのは今回が初めてという。
七宝章牌は、造幣局が勲章を作る際に用いる七宝技術を駆使して仕上げた金属工芸品。七宝は金属の下地にガラス質の釉薬(ゆうやく)を盛り付けて焼き付けたもので、精巧な技術を持つ熟練の職員が細心の注意を払いながら、一つ一つ手作りしているという。
純銀を材質とした七宝・金メッキ仕上げの七宝章牌「那智の扇祭り」は直径60ミリ、重さ約160グラム。表面には参道を渡御する扇みこしと大たいまつの様子を鮮やかな色彩で表現し、裏面では那智の田楽や扇みこしなどをデザインした。価格は18万円で、500個販売予定。18日まで、造幣局オンラインショップ(https://www3.mint.go.jp/)などで申し込みを受け付けている。
「那智の扇祭り貨幣セット」は「令和5年」の通常貨幣6種類と、今年の干支(えと)にちなんでウサギと「癸卯(みずのとう)」の文字などを記した直径27ミリ、約7・5グラムの丹銅製年銘板(メダル)1枚を、那智の扇祭りの写真があしらわれたケースに収納。価格は2400円で、販売予定数量は3千個。那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅前にある観光案内所ですでに販売している。
造幣局の後藤健二理事長(57)らが4日、熊野那智大社を訪れ、七宝章牌と貨幣セットを奉納した。後藤理事長は「那智の扇祭りは有名で壮麗。炎の色も表現できており、非常に良いものに仕上がった」と話し、受け取った男成洋三宮司(69)も「立派なものができた。日本の素晴らしい伝統や文化を知っていただければ大変ありがたい」と喜んでいた。
問い合わせは造幣局サポートダイヤル(050・3615・6332)へ。
七宝章牌は、造幣局が勲章を作る際に用いる七宝技術を駆使して仕上げた金属工芸品。七宝は金属の下地にガラス質の釉薬(ゆうやく)を盛り付けて焼き付けたもので、精巧な技術を持つ熟練の職員が細心の注意を払いながら、一つ一つ手作りしているという。
純銀を材質とした七宝・金メッキ仕上げの七宝章牌「那智の扇祭り」は直径60ミリ、重さ約160グラム。表面には参道を渡御する扇みこしと大たいまつの様子を鮮やかな色彩で表現し、裏面では那智の田楽や扇みこしなどをデザインした。価格は18万円で、500個販売予定。18日まで、造幣局オンラインショップ(https://www3.mint.go.jp/)などで申し込みを受け付けている。
「那智の扇祭り貨幣セット」は「令和5年」の通常貨幣6種類と、今年の干支(えと)にちなんでウサギと「癸卯(みずのとう)」の文字などを記した直径27ミリ、約7・5グラムの丹銅製年銘板(メダル)1枚を、那智の扇祭りの写真があしらわれたケースに収納。価格は2400円で、販売予定数量は3千個。那智勝浦町のJR紀伊勝浦駅前にある観光案内所ですでに販売している。
造幣局の後藤健二理事長(57)らが4日、熊野那智大社を訪れ、七宝章牌と貨幣セットを奉納した。後藤理事長は「那智の扇祭りは有名で壮麗。炎の色も表現できており、非常に良いものに仕上がった」と話し、受け取った男成洋三宮司(69)も「立派なものができた。日本の素晴らしい伝統や文化を知っていただければ大変ありがたい」と喜んでいた。
問い合わせは造幣局サポートダイヤル(050・3615・6332)へ。