和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社の旧社地・大斎原（おおゆのはら）で２１日、インド出身のヨガ指導者、マスター・スダカー（４１）＝東京都＝をはじめ、県内外から訪れた愛好者約３５０人がヨガを奉納した。国連が制定した「国際ヨガの日」に合わせて今回初開催し、「よみがえりの地」から世界の平和を祈った。

　ヨガを通して各地で社会貢献活動をしているＮＰＯ「ＶＹＳ　ＹＯＧＩ」（本部・東京都）の主催。マスター・スダカーは１１歳からヨガを始め、２００１年に「ベスト・ヨガ・マスター・アウォード」を受賞。１０年に来日してインドの伝統的なヨガの指導者として活動しており、これまでに出雲大社や平安神宮などでヨガを奉納している。

　今回は「奉納ヨガ２０２３ ＲＥＵＮＩＯＮ（リユニオン）」として、田辺市や県などが後援して開催。マスター・スダカーはユーモアを交えて参加者に語りかけながら指導。終了後「言葉にできない思いで胸がいっぱい。大いなる自然とこの機会に感謝している」と話していた。