和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月28日(土)

玉置選手が母校熊野高を訪問 ラグビーリーグ初優勝喜ぶ「来季はスタメンで」

熊野高校を訪れた玉置将也選手(中央)と、左近晴久校長(左)、ラグビー部顧問の瀬越正敬教諭=和歌山県上富田町朝来で
熊野高校を訪れた玉置将也選手(中央)と、左近晴久校長(左)、ラグビー部顧問の瀬越正敬教諭=和歌山県上富田町朝来で
 和歌山県白浜町出身で、ラグビーリーグワン1部のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに所属する玉置将也選手(24)が、母校の熊野高校(上富田町)を訪れた。左近晴久校長らに今季のリーグ初優勝を報告し、今後の活躍を誓った。

 クボタスピアーズで3年目の玉置選手は今季、公式戦初出場を果たした。主にリザーブメンバーとしてプレーオフ準決勝など計6試合に出場した。

 熊野高では、左近校長に自身のサイン入りユニホームを贈り「来季はスタメンで出場してリーグ2連覇に貢献したい」と意気込みを語った。

 同校ラグビー部顧問の瀬越正敬教諭も同席し「真面目にひたすら努力する姿勢は高校時代と変わらない。どんな役割でも全うできる能力がある」と、玉置選手の健闘をたたえた。

 玉置選手は田辺市の梅干しジュニアクラブでラグビーを始め、上富田町のシーカラグビーアカデミーを経て熊野高でプレーした。国体の県代表に選ばれるなど活躍し、日本体育大学では主将を務めた。

 クボタスピアーズではFW(フォワード)を務める。リーグの上位4チームによるプレーオフでは、準決勝の東京サントリーサンゴリアス戦に途中出場し、勝利に貢献。決勝での出場はなかったが、国立競技場で仲間と優勝の喜びを分かち合った。

 玉置選手は取材に対し「優勝はすごくうれしかった半面、(決勝に出場できなかった)悔しさもあった。豊富な運動量やタックルが自分の強み。一つ一つ目の前の仕事をやり続けていきたい」と話した。11日には和歌山市であったラグビーのイベントに参加。県内のラグビー振興に協力したいという。