和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

鶴保氏が衆院新1区に 区割り変更で自民党和歌山県連、参院からくら替え

鶴保庸介氏
鶴保庸介氏
 自民党和歌山県連は13日、次期衆院選の県内新1区について、鶴保庸介参院議員=5期目=を候補予定者とする方針を決めた。現3区選出で県連会長の二階俊博衆院議員が新2区、現2区選出の石田真敏衆院議員が近畿比例代表区の立候補予定者とする方針はすでに決定しており、これと合わせて、近く党本部に申請する。

 衆院小選挙区の「10増10減」により、県内選挙区が3から2に減る。これに伴い、県連が立候補予定者を検討していた。

 会合は13日、新1区となる和歌山市と岩出市、紀の川市選出の県議や市議計15人が集まって開かれた。鶴保氏が意欲を示していることを前提に、現職国会議員が手を挙げたこと▽過去の選挙の得票率が高いこと▽議員としての実績―などを勘案して決まったという。公募を求める声もあったが、他に具体名は挙がらなかった。

 県連は10日の代表役員会で、二階氏は新2区、石田氏は近畿比例区とする方針を決定。新1区については、地元選出の地方議員の出席が少なかったことから、改めて意見を聞くことにしていた。

 県連幹事長の山下直也県議は13日の会合後、報道陣に「衆院選がいつあるか分からない。日本維新の会の候補者は決して侮れず、非常に厳しい選挙戦になると思う。一致団結して必勝に向かって臨みたい」と話した。

 一方、会合では鶴保氏のくら替え出馬に伴う参院選の立候補予定者選考についても話が及び「基本、公募」とし、予定を立て、できるだけ早く決める方針としたという。