温泉地の活性化プロジェクト「温泉総選挙２０２２」（旅して日本プロジェクト実行委員会主催）で、南紀勝浦温泉（和歌山県那智勝浦町）が地方創生担当大臣賞を受賞し、歴史・文化部門では２位に入った。

　温泉総選挙は２０１６年から、投票によるランキングの発表や、各温泉地の取り組みに各省庁から賞を贈るなどして、温泉地の活性化につながる仕組みづくりをしている。

　今回は四つの省庁賞と五つの特別賞を選んだほか、部門賞として９部門別にウェブ投票などでランキングを決めた。２２年１１月１日～２３年２月１５日の期間に１９万５２６３票の投票があった。

　南紀勝浦温泉は、漁業との連携など地域資源を幅広く生かす取り組みやビーチの景観維持活動など、さまざまな地域活性化のための取り組みをしている点が評価され、省庁賞の地方創生担当大臣賞を受賞した。

　また、歴史上の出来事や人物にゆかりがあったり、独自の文化を残していたりする温泉地を対象とする歴史・文化部門で２位になった。

　県ではこのほか、熊野本宮温泉郷（田辺市）が、自然との一体感を楽しめるような大自然の中にあったり、絶景の露天風呂や散策路があったりする温泉地を対象とするリフレッシュ部門で、４位に入った。