宇杉さんしのび桜まつり 2日、田辺市長野の「ひるね茶屋」
和歌山県田辺市長野の熊野古道沿いにあり、サクラの名所として知られる休憩施設「ひるね茶屋」横の広場で、地元有志らが4月2日午後1時半から「桜まつり」を開く。コロナ禍で2020年から中止していたが、茶屋を営んでいた宇杉一治さん(享年89)が2月に亡くなったことから、宇杉さんをしのんで4年ぶりの開催を決めた。雨天の場合は8日に延期する。
ひるね茶屋は、世界遺産に登録されている熊野古道「長尾坂」の近く、田辺湾を望む標高約350メートルの景勝地にある。
宇杉さんは「古道を歩く人が一息ついてくれたら」と、01年に木造2階建ての茶屋を造り、古道を歩く人たちをもてなしたり、トイレを貸したりしてきた。茶屋周辺には住民有志らと共にソメイヨシノとハナモモをそれぞれ数百本ずつ植え、道行く人を楽しませている。
宇杉さんと一緒に茶屋を営んできた妻しずゑさん(82)は「古道を歩く人の姿が見えたら、畑仕事の手を止めて茶屋に行き、よく安珍清姫など地域の伝説を話していた。『宇杉さんと話すのが楽しい』と何度も遊びに来てくれる人もいた」と振り返る。
桜まつりは大正琴の演奏や餅まきのほか、茶屋内で一治さんをしのんでビデオ上映などをする。
問い合わせは、宇杉さんの長男、哲治さん(090・7358・6978)へ。
ひるね茶屋は、世界遺産に登録されている熊野古道「長尾坂」の近く、田辺湾を望む標高約350メートルの景勝地にある。
宇杉さんは「古道を歩く人が一息ついてくれたら」と、01年に木造2階建ての茶屋を造り、古道を歩く人たちをもてなしたり、トイレを貸したりしてきた。茶屋周辺には住民有志らと共にソメイヨシノとハナモモをそれぞれ数百本ずつ植え、道行く人を楽しませている。
宇杉さんと一緒に茶屋を営んできた妻しずゑさん(82)は「古道を歩く人の姿が見えたら、畑仕事の手を止めて茶屋に行き、よく安珍清姫など地域の伝説を話していた。『宇杉さんと話すのが楽しい』と何度も遊びに来てくれる人もいた」と振り返る。
桜まつりは大正琴の演奏や餅まきのほか、茶屋内で一治さんをしのんでビデオ上映などをする。
問い合わせは、宇杉さんの長男、哲治さん(090・7358・6978)へ。