田辺市と一関市の縁を楽曲に 3年越し、ギタリストの岩見さん
和歌山県田辺市中辺路町出身のジャズギタリスト岩見淳三さん(68)=横浜市=が、田辺市の姉妹都市・岩手県一関市にある室根神社の例大祭にちなむ新曲「MATSURIBA(マツリバ)」を3年越しで完成させた。神社は西暦718年に熊野本宮大社(田辺市本宮町)から勧請されたのが起源とされる。岩見さんは「歴史的なつながりを後世へ残したい」と考えたという。新曲はユーチューブで公開している。
制作のきっかけは、2019年9月に岩見さんが一関市でのコンサートに出演したこと。その1年前に田辺市と一関市が姉妹都市の提携をしたこともあり、現地のまちづくり団体の会長から「両市のつながりの証しとなるような楽曲を作ってみては」と提案を受けたという。
この時、岩見さんは田辺市側の視点から「いにしえの熊野から御霊を乗せて」と始まる歌詞を書き、1番にした。
2番の歌詞ができたのは22年秋。一関市でのコンサートに出演する際、現地の人たちから複数のキーワードをもらい、完成させた。「あの日から絶え間なく歩みは続く」という歌い出しにしている。2番は当初、一関市の人たちに考えてもらおうと、わざと作らないでいたという。
室根神社の例大祭では「マツリバ」という国の文化財になっている行事があり、曲名はここから来ている。新曲では1、2番ともに「マツリバは栄えて神輿(みこし)は踊る」という歌詞を入れている。
岩見さんは「(田辺と一関の)1300年超の歴史に出合えたことは本当に光栄。今回の楽曲を通じ、深いつながりがあるということを知ってもらえるとうれしい」と話している。今年秋にも一関市でのコンサートに出演し、完成した作品を披露する予定という。
楽曲では、岩見さんがギターを演奏し、妻でジャズシンガーのYAYOI(本名=岩見弥生)さん(66)が歌っている。自宅に機材をそろえ、ハーモニカ奏者にも協力してもらって録音した。
室根神社の例大祭を撮影した動画や本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」の写真を、知人らから提供してもらい、ユーチューブで使っている。
制作のきっかけは、2019年9月に岩見さんが一関市でのコンサートに出演したこと。その1年前に田辺市と一関市が姉妹都市の提携をしたこともあり、現地のまちづくり団体の会長から「両市のつながりの証しとなるような楽曲を作ってみては」と提案を受けたという。
この時、岩見さんは田辺市側の視点から「いにしえの熊野から御霊を乗せて」と始まる歌詞を書き、1番にした。
2番の歌詞ができたのは22年秋。一関市でのコンサートに出演する際、現地の人たちから複数のキーワードをもらい、完成させた。「あの日から絶え間なく歩みは続く」という歌い出しにしている。2番は当初、一関市の人たちに考えてもらおうと、わざと作らないでいたという。
室根神社の例大祭では「マツリバ」という国の文化財になっている行事があり、曲名はここから来ている。新曲では1、2番ともに「マツリバは栄えて神輿(みこし)は踊る」という歌詞を入れている。
岩見さんは「(田辺と一関の)1300年超の歴史に出合えたことは本当に光栄。今回の楽曲を通じ、深いつながりがあるということを知ってもらえるとうれしい」と話している。今年秋にも一関市でのコンサートに出演し、完成した作品を披露する予定という。
楽曲では、岩見さんがギターを演奏し、妻でジャズシンガーのYAYOI(本名=岩見弥生)さん(66)が歌っている。自宅に機材をそろえ、ハーモニカ奏者にも協力してもらって録音した。
室根神社の例大祭を撮影した動画や本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」の写真を、知人らから提供してもらい、ユーチューブで使っている。