和歌山県串本町樫野にある樫野埼灯台周辺に植えられているカワヅザクラが満開となり、ピンク色の花びらが白亜の灯台を彩っている。

　国の史跡である樫野埼灯台の周辺にはカワヅザクラが３０本ほど植えられており、２２日現在、満開。蜜を求めて「町の鳥」でもあるメジロが多数、飛び回っている。

　毎日通っているという地元の写真愛好者の男性（７４）は「１０日ほど前から咲き始めて今が満開。真っ白な灯台とピンク色のカワヅザクラ、近くには赤いツバキの花も咲いており、季節を感じることができるのがこの場所の魅力。葉も出てきているので、今週末ごろまでが見頃ではないか」と話している。