和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

ロウバイと紅梅咲き競う 田辺市龍神村宮代の国道沿い

黄色と薄いピンク色の花をそれぞれ咲かせる、ロウバイと紅梅(20日、和歌山県田辺市龍神村宮代で)
黄色と薄いピンク色の花をそれぞれ咲かせる、ロウバイと紅梅(20日、和歌山県田辺市龍神村宮代で)
 和歌山県田辺市龍神村宮代の国道371号沿いで、寄り添うように並ぶロウバイと紅梅がそれぞれ花を咲かせている。開花時季が違うため、同時に花を咲かせる期間は1週間ほどと短いが、黄色と薄ピンク色の鮮やかな花がドライバーらの目を引いている。

 近くで商店「たちばなや」を営む寒川鉄夫さん(64)が観賞用に育てている。ロウバイは約30年前、紅梅は約25年前に植えた。当初はロウバイの方が大きかったが、今では大きく育った紅梅がロウバイを覆うように枝を伸ばしている。

 年によって違うが、ロウバイは1月下旬、紅梅は2月中旬から咲き始めるという。今年は寒波の影響もあってロウバイの開花が例年より1週間ほど遅れた。紅梅は2月10日ごろからちらほらと咲き始めた。

 寒川さんは「通りすがりに立ち寄る人や、写真を撮りに来る人が毎年何人かいる。中には、紅梅を見てこれは何という種類の桜か質問する人もいて、梅の木ですと答えている。天気にもよるが、ロウバイはあと1週間ほど、紅梅はあと10日くらいは楽しめそう」と話している。