和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

一面の花楽しんで 田辺梅林にウオークコース整備

パイロット園につながる新たなウオークコースの入り口付近(和歌山県田辺市上芳養で)
パイロット園につながる新たなウオークコースの入り口付近(和歌山県田辺市上芳養で)
 和歌山県田辺市上芳養の紀州石神田辺梅林では地元有志が新たに、売店周辺の斜面の梅畑からパイロット園地へつながるウオークコースを整備した。

 2006年に完成したパイロット園地(24ヘクタール)の木は開花した際には見応えがあるように成長している。今回、広大な畑一面に広がる花を楽しんでもらおうと、農道を整備したり、草刈りをしたりしてウオークコースを設けた。田辺観光ボランティアガイドの会の意見も聞きながらコースを決めたという。

 新たなウオークコースは、大駐車場近くの「濱田武次郎翁顕彰碑」から入り、パイロット園地付近まで約1キロ。途中、ウバメガシの木でトンネル状になった道も通り、すり鉢状に広がる梅畑の景観を望むことができる。

 梅林の案内マップでは、売店を起点にパイロット園地を回って1周してくると約2・35キロ、1時間程度となっている。

 梅林には、梅公園や大蛇峰を巡る尾根伝いの山道のウオークコースがあるが、大蛇峰展望台は斜面が崩れる危険があるとして立ち入り禁止にしている。

■26日、ウオークイベント

 田辺観光ボランティアガイドの会は26日、今回整備されたコースをガイドと歩く「田辺石神梅林ウオーク」を開く。小雨決行。参加費は2500円(バス、弁当、保険代ほか)。募集は40人で先着順。小学生は保護者同伴。

 集合はJR紀伊田辺駅横の田辺市観光センター前。午前10時に出発し、午後3時半ごろ解散予定。パイロット園地に広がる梅の花を楽しみ、約4・5キロを歩く。最後に餅まきも楽しむ。

 申し込みは、往復はがきで、「梅林ウオーク申し込み」と題して、氏名、年齢、住所、電話番号を記入(複数参加の場合は全員の氏名、年齢、住所、電話番号を明記する)し、郵便番号646―0031 田辺市湊1の20、田辺市観光センター内、田辺観光ボランティアガイドの会へ。問い合わせは、同会(0739・25・4919)へ。