和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

南部梅林が開園 見頃は2月中旬ごろ

梅の木の花はつぼみの状態で、雪も残る南部梅林(28日、和歌山県みなべ町で)
梅の木の花はつぼみの状態で、雪も残る南部梅林(28日、和歌山県みなべ町で)
 「一目百万、香り十里」とうたう、和歌山県みなべ町晩稲の南部梅林が28日に開園した。梅林公園の観賞用品種の花が一部咲いているが、梅林全体はまだつぼみの状態。運営する「梅の里観梅協会」は、見頃を2月中旬ごろと予想している。開園期間は2月26日までの予定。


 新型コロナの影響により3年ぶりの開園。太鼓やジュニアバンドの演奏、野だて、よさこい踊り、猿まわしなど、週末を中心にさまざまなイベントがある。

 28日の午前中は畑に雪が残り、観梅協会に開花状況を問い合わせる電話があったが、まだ訪れる人はほとんどいなかった。子どもを連れて訪れた同町芝の公務員、生駒明広さん(45)は「子どもたちに地元の良さを知ってほしいと思って訪れた。また満開の頃に来たい」と話し、散策していた。

 観梅協会は「山一面に広がる梅の花の香り、自然の情景を楽しみに来ていただけたら」と話している。

 協会はホームページで開花状況やイベント情報を発信している。問い合わせは、同協会(0739・74・3464)へ。入園料は、大人(中学生以上)300円、小学生100円。

 田辺市上芳養の「紀州石神田辺梅林」は2月4日~3月5日の開園を予定している。