和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

【動画】カワヅ、クマノ、ソメイヨシノ 3種の桜ライトアップへ

試験点灯でライトアップされた鶴川公園のカワヅザクラ(21日、和歌山県古座川町鶴川で)
試験点灯でライトアップされた鶴川公園のカワヅザクラ(21日、和歌山県古座川町鶴川で)
 和歌山県の古座川町観光協会は「桜フェア」として、今後町内で見頃を迎える3種類の桜をライトアップすることを計画している。同町鶴川の鶴川公園にあるカワヅザクラを皮切りに、クマノザクラからソメイヨシノへとバトンタッチ。担当者は「今年はひと味違った古座川の春を楽しんでいただきたい」と話している。

 観光協会では昨年11月下旬「普段と違う景色を演出することで夜間の来客を増やしたい」などとして、同町三尾川で「子授けイチョウ」の名前で親しまれている光泉寺の大イチョウをライトアップ。「幻想的で美しい」などと好評だったことから、桜のシーズンも取り組むことにしたという。

 ライトアップするのは鶴川公園のカワヅザクラと同町池野山にあるクマノザクラのタイプ標本木、国の天然記念物に指定されている同町相瀬の「古座川の一枚岩」周辺のソメイヨシノの3カ所。

 ライトアップの時間は午後6時~7時半で、日程は今のところ、鶴川公園が3月4、5日と11、12日、クマノザクラが3月18、19日と21日、一枚岩は3月25、26日と4月1、2日。日程については開花状況によって変更する可能性もあるため、今後、観光協会のホームページ(https://kozagawakanko.jp/)で情報を発信するという。

 2月21日はカワヅザクラが三分咲きほどになった鶴川公園で試験点灯があり、観光協会の担当者が、四つのライトを使って光の当たり具合などを確認した。

 観光協会の上田柊大郎さん(20)は「昨年の大イチョウのライトアップに続いて、町内で観光客が多い桜のシーズンもライトアップしようと企画した。種類の異なる桜をライトアップするので、それぞれの魅力が楽しめると思う。ぜひ家族連れでお越しいただければ」と話している。

 問い合わせは、古座川町観光協会(0735・70・1275)へ。