和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月24日(日)

西武の與座投手が自主トレ 田辺スポーツパーク

投球練習をする與座海人投手(右から2人目)ら=11日、田辺スポーツパークで
投球練習をする與座海人投手(右から2人目)ら=11日、田辺スポーツパークで
 プロ野球埼玉西武ライオンズの與座海人投手(27)が、和歌山県田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパークで自主トレーニングをしている。昨季は10勝を挙げるなど飛躍。昨年に続いてこの地を1年のスタートに選んだ。23日まで、同僚の投手らと一緒に汗を流す。

 昨年12月の現役ドラフトで西武から北海道日本ハムファイターズに移籍した松岡洸希投手(22)も、昨年に続いて参加。西武の育成選手の粟津凱士投手(25)、独立リーグのYKSホワイトキングス(神奈川県)でプレーする吉村大佑投手(23)は初めて訪れた。トレーナー1人とブルペン捕手1人も帯同している。

 一行は6日から田辺スポーツパークの多目的グラウンドやトレーニングジムで体を動かした。11日には、野球場裏にあるブルペンで投球練習を開始した。期間中は上富田町朝来の上富田スポーツセンターも使用する。

 與座投手は下手投げの右腕。昨季は先発投手として10勝7敗の成績を収め、11月にあった日本代表の強化試合のメンバーに選ばれた。「昨年ここで(自主トレを)やらせていただき、結果を残せた。ご縁を大事にしたいと思って同じ場所を選んだ。昨年と同じ、できればそれ以上の結果を残したい」と抱負を話した。紀南の印象については「穏やかで、しっかり野球ができる環境。食事はどのお店に行ってもおいしい」と笑顔を見せた。

 松岡投手は「1軍定着が目標。昨年の同時期より状態はいい。チームが変わったことはチャンスだと思うので、無駄にせずやっていきたい」と活躍を誓った。

 粟津投手は「ずっとけが続きだったが、プロ5年目の今年はしっかり投げられる。支配下に上がれるように結果を出したい」と意気込みを話した。

 同じ下手投げの與座投手との自主トレを希望したという吉村投手は「一緒に練習するだけでレベルアップしていると感じる」と、手応えを語った。