和歌山県白浜町の南紀白浜空港旧滑走路でこのほど、イタリアやフランスの自動車のオーナーやファンが集うイベントがあった。会場には参加者の車約３３０台がずらりと並び、写真を撮ったり、交流を楽しんだりしていた。

　夏場以外にも誘客を図るイベントを開こうと、南紀白浜観光協会などがつくる南紀白浜イタフラピクニック実行委員会が初めて開いた。

　イタリアやフランスの自動車のオーナー、興味がある人らが参加。関西を中心に、関東や四国地方などからの参加者もいた。広い滑走路に、フィアットやアルファロメオ、ルノー、シトロエンといったメーカーの車が並んだ。

　参加者はいすに座って談笑したり、出店ブースに立ち寄って飲食したりし、思い思いに過ごしていた。大阪府八尾市から参加した会社員の男性（３５）は「何人かで誘い合わせて参加した。ドライブがてらに来て、いろいろな車を見たり、話したりして楽しめて良かった」と話した。

　南紀白浜観光協会副会長でイベント部会長の新藤正悟さん（３８）は「遠方から参加していただき、宿泊してもらうことにもつながったと思うし、良かった。アンケートも基に改善しながら来年以降も継続していきたい」と語った。