和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月26日(木)

2年ぶりクラシックカーの祭典 龍神、みなべなど走る

季楽里龍神前を次々とスタートするクラシックカー(和歌山県田辺市龍神村龍神で)=2020年の様子
季楽里龍神前を次々とスタートするクラシックカー(和歌山県田辺市龍神村龍神で)=2020年の様子
 和歌山県の高野山と田辺市龍神村を結ぶ高野龍神スカイライン(国道371号)などを走るクラシックカーの祭典「ヴェトロモンターニャ高野山2022」が15、16日にある。開催30周年を記念して、歴史を彩った世界の名車だけでなく、昭和やバブル期に生まれた名車、スポーツタイプ多目的車(SUV)なども特別参加し、展示や走行会を実施する。


 タイムを競ったり、連なって走行したりするのではなく、クラシックカー愛好者にゆったりと紀州路を走って楽しんでもらう催し。歴史ある世界遺産に往年の名車が集い、和歌山の文化や魅力を伝えようと、1992年から毎年開催していたが、昨年はコロナ禍のためなかった。

 今回は、自動車のヴィンテージ期とされる1970年までに登場したイギリスの「ロータス」「MG」「モーガン」、イタリアの「アルファロメオ」「ランチア」、フランスの「シトロエン」、ドイツの「BMW」など世界の名車計約50台が参加。「ランボルギーニ」「フェラーリ」「ハマー」のほか、国産の「トヨタ2000GT」「ホンダNSX」など計10台も特別参加し、高野山を出発して県内各地を走る。

 15日は、午前10時40分から高野山を出発し、高野龍神スカイラインを走行。昼ごろに田辺市龍神村龍神の宿泊施設「季楽里龍神」に到着する予定で、午後2時半ごろからみなべ町山内のホテル&リゾーツ和歌山みなべに向かう。到着した車両から順次、駐車場に展示する。

 16日は同ホテルで午前10時半ごろに出発式をして、スタート時に各車両について紹介する。国道42号を通って湯浅町の「湯浅美味いもん蔵」に移動し、到着次第、駐車場に車両を展示。午後3時半ごろに解散する予定。

 主催する「ヴェトロモンターニャ高野山」の佐古典英代表(67)は「新型コロナウイルスの感染対策を最大限にしながら、皆さんに往年の名車を見てもらおうと開催を決めた。ピカピカの名車ばかりで、楽しんでいただけると思う。ぜひ見に来ていただけたら」と話している。