和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

野外活動から防災へ関心を こどもステーション、車中泊も学ぶ

寝やすいよう、座席を倒して段ボールを敷いて平らにした車内を見る子どもたち(和歌山県田辺市天神崎で)
寝やすいよう、座席を倒して段ボールを敷いて平らにした車内を見る子どもたち(和歌山県田辺市天神崎で)
 NPO南紀こどもステーション(和歌山県田辺市稲成町)はこのほど、田辺市天神崎にある交流スペース「たちドまーる」でピザ作りや竹の工作をし、車中泊についても学んだ。


 同NPOによる自然体験プログラム「熊楠塾」と防災プロジェクト「きっずBOSAIくらぶ」の合同企画。子どもたちが野外活動を経験する機会にすることと、自然体験や野外活動から防災への関心を持ってもらうことが目的。

 ピザ作りと竹の工作には幼児や小学生と保護者24人が参加し、生地からピザを作って食べた。のこぎりを使って竹でぶんぶん駒やけん玉なども作った。

 その後、2家族7人が車中泊について学んだ。スタッフから、寝やすいよう座席を倒して段ボールや毛布を敷くこと、テントと組み合わせて快適に過ごす方法や、車中泊時に気を付けなければならないことなどを教わった。

 南部小学校2年、山下陽大君(8)=みなべ町芝=は実際に車内で寝転んでみて「意外と気持ちよく寝られそう」と話していた。