ウナギくねくね 壁伝って川を遡上
夏本番となり、和歌山県紀南地方の河川で、ニホンウナギの遡上(そじょう)が本格化している。全長20センチに満たない若ウナギが上流を目指しており、場所によっては垂直な壁を伝って水のない所を進む姿も見られる。
若ウナギは、滝があったり、せきが造られていたりすると、急な流れを避け、岩場や魚道の壁面を進む。体の粘膜をうまく利用して垂直な所もくねくねと登っていく。主に夕方から夜間にかけて遡上し、特に雨後の増水時に多いといわれる。
ニホンウナギは全長1メートル以上に成長する。県内の河川では漁業権を設定している場合があり、捕獲するには遊漁券が必要になる。全長30センチ以下は県の漁業調整規則で一年を通じて、捕獲が禁止されている。また、せきなどの構造物の周辺が禁漁区になっている場合もある。
近年は生息数が激減しており、環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に選定。国際自然保護連合(IUCN)でも同様のランクになっている。
若ウナギは、滝があったり、せきが造られていたりすると、急な流れを避け、岩場や魚道の壁面を進む。体の粘膜をうまく利用して垂直な所もくねくねと登っていく。主に夕方から夜間にかけて遡上し、特に雨後の増水時に多いといわれる。
ニホンウナギは全長1メートル以上に成長する。県内の河川では漁業権を設定している場合があり、捕獲するには遊漁券が必要になる。全長30センチ以下は県の漁業調整規則で一年を通じて、捕獲が禁止されている。また、せきなどの構造物の周辺が禁漁区になっている場合もある。
近年は生息数が激減しており、環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に選定。国際自然保護連合(IUCN)でも同様のランクになっている。