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2024年12月21日(土)

神島の濵本君カヌーで2冠 高校総体、中山・吉田組も優勝

カナディアンシングル500メートルで優勝した神島の濵本子龍君(香川県坂出市の府中湖で)=写真は提供
カナディアンシングル500メートルで優勝した神島の濵本子龍君(香川県坂出市の府中湖で)=写真は提供
カナディアンペア500メートルで優勝した神島の中山直大(手前右)・吉田朋矢組=写真は提供
カナディアンペア500メートルで優勝した神島の中山直大(手前右)・吉田朋矢組=写真は提供
 全国高校総体(インターハイ)のカヌー競技が3~6日、香川県坂出市の府中湖カヌー競技場であり、男子カナディアンで和歌山県の神島3年の濵本子龍君が2種目で優勝、神島の中山直大(3年)・吉田朋矢(2年)組が優勝と準優勝した。男子カヤックでは田辺工業の岩瀬智哉(3年)・濱本琥丈朗(2年)組が6位に入賞した。


 神島の濵本君は、男子カナディアンシングル(C―1)の500メートル決勝で2分4秒8を記録、2位と約3秒差をつけて優勝した。C―1の200メートル決勝では、45秒5で競り合いを制し、2冠を達成した。

 中山・吉田組は、男子カナディアンペア(C―2)の500メートル決勝で1分57秒5を記録して優勝。C―2の200メートル決勝では43秒9で、1位と0・07秒の小差で2位だった。

 神島の男子は、片膝を立ててこぐカナディアンで好成績を残した。主将の濵本君は「C―1では目標の2冠が達成できてとてもうれしい。自分の力を最大限発揮できた。チームや先生、親のサポートに感謝したい」と話した。中山君は「500と200も接戦だった。順位に関係なくいいレースができた」と振り返り、ペアを組んだ吉田君に対しては「今までで一番息が合った」、吉田君も「(200メートルは2位で)悔しい気持ちはあるが、直大さんが満足してくれたのでよかった」と、手応えを語った。


■田辺工業勢が6位

 田辺工業の岩瀬・濱本組は、男子カヤックペア(K―2)の200メートル決勝で38秒9を記録して6位入賞を果たした。岩瀬君は、男子カヤックシングル(K―1)の200メートルでも決勝へ進出し、9位だった。

 競技人口の多いカヤックで挑戦を続けた岩瀬君は「K―2ではスタートで息が合い、自分たちが思っていた以上に良かった。シングルは準決勝で自己ベストが出て決勝に進出できた。みんなといいレースができた」、濱本君は「スタートで練習の成果をしっかり出すことができた。決勝に進出できてうれしい」と話した。