和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

俳優の原田さんら招き体験型講座 上富田と田辺でCM製作

CM製作の体験型講座と地域おこし講演会のポスターデザイン
CM製作の体験型講座と地域おこし講演会のポスターデザイン
 和歌山県海南市で発足し、県内各地で活動している「魅力発見!海南を撮りたい会」は7月2、3日、田辺市や上富田町で映画監督の中野広之さん、俳優の原田龍二さん、七海薫子さんらを迎え、コマーシャル(CM)やドラマ製作のワークショップ(体験型講座)と地域おこし講演会を開く。


 「海南を撮りたい会」は2020~21年、西牟婁振興局の「地域・ひと・まちづくり補助事業」として映画「紀州騎士~きしゅうでないと!」を製作。長期的な視野で地域おこしを進める内容で、すさみ町出身の七海さんの原案を基に中野監督が脚本を担当。主に田辺市と上富田町、湯浅町で撮影し、21年の「紀の国わかやま文化祭」に出品、上映された。

 今回のイベントも同じ補助事業。ワークショップは2日午前10時~午後5時、上富田町市ノ瀬の大耕庵でCMやミニドラマを製作する。CMなどの対象地域は田辺市、上富田町、白浜町、すさみ町。できた店の宣伝やまちおこし活動などの作品は、製作者の名前を入れて動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。参加費3千円(カメラ・照明機材費、編集料込み)。定員20人。6月25日まで申し込みを受け付ける。

 地域おこし講演会は7月3日午後1時~3時、田辺市新屋敷町の紀南文化会館小ホールで開く。演題は「継続して行う町おこしとは」。中野監督と紀州騎士出演者の原田さん、七海さん、シンガー・ソングライター藪下将人さんが講演する。ご当地ソングの披露もある。入場料千円。定員150人。当日券もある。

 同会は「映像関係は未経験という方も参加してもらえたら。役者の皆さんとドラマを作る中で表現する楽しさを感じてほしい。地域の若者との交流を広げ、就労支援にもつなげたい」としている。

 各イベントへの申し込みは同事務局の小林薫さんまで電話(090・1464・1124)かメール(masurao11248@gmail.com)で。