和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

給食に多彩な梅メニュー 和歌山県田辺市の小中学校

給食で「はちみつ梅干し」を味わう児童(2日、和歌山県田辺市鮎川で)
給食で「はちみつ梅干し」を味わう児童(2日、和歌山県田辺市鮎川で)
 和歌山県田辺市内の小中学校や幼稚園で2日から、梅を取り入れた給食の提供が始まった。6月中は梅干しのほか、「梅シロップポンチ」「豚肉の梅肉ソース」など、さまざまな梅メニューが登場する。

 6月6日の「梅の日」を記念し、田辺市とJA紀南でつくる「紀州田辺うめ振興協議会」が2007年度から、希望する市内の小中学校、幼稚園に梅干しなどの食材を提供している。

 本年度は、市立の全25小学校、全14中学校、全4幼稚園に梅干し計約5200粒、ねり梅計1キロ、梅シロップ計24キロを提供する。

 鮎川小学校(99人)では2日、「はちみつ梅干し」が給食に登場。児童は「とりのすき煮」「もやしの和風サラダ」や白いご飯と一緒に、大粒の梅干しを味わった。

 6年生の児玉創君は「はちみつ味だったから、酸っぱさの中に甘みがあった。家でも梅干しは時々食べる」。同じく6年生の小川旭飛君は「梅は酸っぱいけれどおいしい。梅酢を使った唐揚げは給食の人気メニュー」と話した。