3年ぶりに民泊再開 白浜町日置川地域に活気
和歌山県白浜町日置川地域を拠点に教育旅行を受け入れている南紀州交流公社(白浜町安居)が、コロナ禍のため中止していた民泊事業を3年ぶりに再開した。18~20日の2泊3日で大阪府の児童93人が教育旅行で訪れ、田植えや間伐などを体験。地域に子どもたちの元気な声が響いた。
公社によると、昨年からホテル宿泊による教育旅行は受け入れているが、民泊はコロナ禍後、初めてだった。
今回受け入れたのは大阪府大東市にある四條畷学園小学校の5年生。町内外の民家24軒に宿泊しながら、田植えのほか、トレッキング、カヌー、みそ作り、こんにゃく作りなどを体験した。
同小は10年以上前から教育旅行で毎年この地域を訪れている。田中佐知子副校長(61)は「昨年も一昨年も来たいと思っていたが、やっと来られて良かった。子どもたちもすごく楽しんでいる」と話した。
19日の田植え体験は、金子博子さん(73)=同町口ケ谷=の田んぼ約13アールで行われた。児童は地元の農家の指導を受けながら、田んぼに一列になって一斉にコシヒカリの苗を手で植えた。児童は秋にも訪れ、稲刈りもする予定で、収穫した米は各家庭で食べる。
初めて田植えをしたという坂中恒仁君(10)は「田んぼに虫がいて最初は不安だったけど、入ったら全然大丈夫で楽しかった。収穫した米を食べるのも楽しみ」と話した。
苗の植え方を教えた金子さんは「子どもたちに来てもらい、地域がにぎやかになった。元気をもらえる」と笑顔。児童3人を自宅に宿泊させた田守葉子さん(93)=同町日置=は「久しぶりにかわいい子どもたちに会えてうれしい」と喜んでいた。
日置川地域では、15年ほど前から民泊事業が続いており、コロナ前には年間約4千泊を受け入れていた。公社の佐本真志事務局長(46)は「民泊は、子どもたちだけでなく、地域の人たちも楽しみながらできるのが一番良いところ。民泊で子どもを受け入れている人は高齢者が多いが、みんな元気。今後のコロナの状況にもよるが、今回の再開を契機に秋からの本格的な受け入れに向けて準備を進めていきたい」と話した。
公社によると、昨年からホテル宿泊による教育旅行は受け入れているが、民泊はコロナ禍後、初めてだった。
今回受け入れたのは大阪府大東市にある四條畷学園小学校の5年生。町内外の民家24軒に宿泊しながら、田植えのほか、トレッキング、カヌー、みそ作り、こんにゃく作りなどを体験した。
同小は10年以上前から教育旅行で毎年この地域を訪れている。田中佐知子副校長(61)は「昨年も一昨年も来たいと思っていたが、やっと来られて良かった。子どもたちもすごく楽しんでいる」と話した。
19日の田植え体験は、金子博子さん(73)=同町口ケ谷=の田んぼ約13アールで行われた。児童は地元の農家の指導を受けながら、田んぼに一列になって一斉にコシヒカリの苗を手で植えた。児童は秋にも訪れ、稲刈りもする予定で、収穫した米は各家庭で食べる。
初めて田植えをしたという坂中恒仁君(10)は「田んぼに虫がいて最初は不安だったけど、入ったら全然大丈夫で楽しかった。収穫した米を食べるのも楽しみ」と話した。
苗の植え方を教えた金子さんは「子どもたちに来てもらい、地域がにぎやかになった。元気をもらえる」と笑顔。児童3人を自宅に宿泊させた田守葉子さん(93)=同町日置=は「久しぶりにかわいい子どもたちに会えてうれしい」と喜んでいた。
日置川地域では、15年ほど前から民泊事業が続いており、コロナ前には年間約4千泊を受け入れていた。公社の佐本真志事務局長(46)は「民泊は、子どもたちだけでなく、地域の人たちも楽しみながらできるのが一番良いところ。民泊で子どもを受け入れている人は高齢者が多いが、みんな元気。今後のコロナの状況にもよるが、今回の再開を契機に秋からの本格的な受け入れに向けて準備を進めていきたい」と話した。