不信募らせ教職員がスト 和歌山南陵高、12日には授業再開
和歌山県日高川町和佐にある私立「和歌山南陵高校」で11日、給料の未払いなど学校を運営する法人への不信感から教職員がストライキを決行した。ストライキは13日まで予定されていたが、法人側との話し合いにより12日には授業を再開した。私立学校でのストライキは県内で初めてとみられる。
菅原衛副校長によると、同校は、2021年度の授業料を補助する「就学支援金」を国から支給されていたにもかかわらず、その一部(約2千万円)を保護者に返金していなかった。さらに教職員23人の4月分給料を支払っておらず、こうした学校の対応がストライキに至った原因という。11日は校内で生徒総会を開き、出席した全校生徒(167人)に教員側が授業をしないことを説明した。
同校は2016年4月、国際海洋第二高校から改名して再開校した。静岡県にある学校法人「南陵学園」(小野和利理事長)が運営するが、生徒数の減少で運転資金がままならない状態だという。
県文化学術課は11日午前、学校から電話と電子メールで「教職員への給料支払いが遅延していることなどから、11日から13日まで授業をせず、自習とする」という内容の連絡を受けた。
同課によると、保護者から「経営は大丈夫か」「学校がなくならないか」といった問い合わせが相次いでいるという。法人がある静岡県とともに運営健全化に向けた協議を進めたいとしている。「就学支援金」を巡る問題についても、保護者に説明するよう求めている。
菅原衛副校長によると、同校は、2021年度の授業料を補助する「就学支援金」を国から支給されていたにもかかわらず、その一部(約2千万円)を保護者に返金していなかった。さらに教職員23人の4月分給料を支払っておらず、こうした学校の対応がストライキに至った原因という。11日は校内で生徒総会を開き、出席した全校生徒(167人)に教員側が授業をしないことを説明した。
同校は2016年4月、国際海洋第二高校から改名して再開校した。静岡県にある学校法人「南陵学園」(小野和利理事長)が運営するが、生徒数の減少で運転資金がままならない状態だという。
県文化学術課は11日午前、学校から電話と電子メールで「教職員への給料支払いが遅延していることなどから、11日から13日まで授業をせず、自習とする」という内容の連絡を受けた。
同課によると、保護者から「経営は大丈夫か」「学校がなくならないか」といった問い合わせが相次いでいるという。法人がある静岡県とともに運営健全化に向けた協議を進めたいとしている。「就学支援金」を巡る問題についても、保護者に説明するよう求めている。