和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

宇杉ケ丘東エリアが最適 印南町の新中学校建設地

新しい中学校の建設予定地(白線内)=和歌山県印南町印南で(印南町提供)
新しい中学校の建設予定地(白線内)=和歌山県印南町印南で(印南町提供)
 和歌山県印南町の町立中学校統合委員会はこのほど、町内の4中学校を統合して新しい中学校を建てる場所として、同町印南の宇杉ケ丘東エリアが最適地であると日裏勝己町長に答申した。


 学識経験者や保護者、地域の代表などでつくる統合委は、新中学校の立地について、徒歩や自転車通学の生徒が多い点、町内主要施設や町外へのアクセスなどの点から、町の中心地である印南地域が適地であるとの方針を全会一致で決定。印南地域の中から、宇杉ケ丘東エリアを第1候補地として挙げた。

 これを受けて町は、このエリアに建設が可能かどうかを調査。広さが約7・5ヘクタールあり学校の建設地が確保できることや、地権者の協力が得られることなどを統合委に報告した。

 報告を受けた統合委はここが最適地と判断。日裏町長に答申した。答申を受けて町は来年度の当初予算に関連予算を計上し、建設に向けた手続きに入る。

 町教委によると、4中学校の閉校と新中学校の開校時期は未定。統合委では今後、新中学校の校名や校章、校歌を決めたり、校舎の建設内容を検討したりする。