和歌山県白浜町の南紀白浜空港で育てたホップを使うビール「Ｆｌｙ　ｔｈｅ　ｙｅｌｌ（フライ・ザ・エール）」のラベルのデザインが決まった、南紀白浜エアポート提供。

　一連の企画を手掛ける南紀白浜エアポート（白浜町）と「東邦レオ」（大阪市）が１月、デザインを募ったところ、１３件の応募があった。

　選ばれたデザインの作者は上富田町朝来の中野ひかりさん（１９）。スマートフォンのアプリを使い、円月島や飛行機、勢いのある波を描いた。コロナ禍で苦境に立つ白浜を応援したいという思いを込めたという。「まさか選ばれるとは思っていなかったので、聞いた時はうれしかった。大人になったら飲んでみたい」と話した。

　ビールは現在、町内にある「ナギサビール」で醸造している。３３０ミリリットル瓶で２千本を造る計画で、２１日に白浜空港で披露会がある。以降はナギサビールなど町内の店舗で販売する予定。