「愛のかたち」三者三様 串本海中公園でバレンタイン展示
和歌山県串本町有田の串本海中公園センターは、季節のイベントや珍しい生き物などをテーマに中身を入れ替えているトピックス水槽で「バレンタインデー」(2月14日)にちなんだ展示「愛のかたち」を始めた。繁殖行動が異なる3種類の海の生き物を紹介。「ホワイトデー」(3月14日)ごろまでの予定という。
担当した飼育員の中村公一さん(39)によると、水槽には「愛の巣」としてサンゴで作った家を置き、赤白の鮮やかなしま模様が美しいオトヒメエビのペアとクロホシイシモチの群れ、一見すると石のように見えるタツナミガイを展示している。
オトヒメエビは雄と雌のペアをつくってずっと一緒に暮らし、クロホシイシモチは普段は大きな群れで暮らすが、繁殖期になるとペアをつくって出て行くという習性があるという。また、雄が口の中でふ化するまで卵を育てることでも知られている。
タツナミガイはアメフラシの仲間で雌雄同体。雄でありながら雌でもあるので、出会った相手と繁殖行動を起こすことができるという。
中村さんは「生き物にとって繁殖は非常に重要なことであり、それぞれが愛の戦略を工夫しながら生存している。展示を通じて生き物に興味を持っていただきたいし、仲むつまじいオトヒメエビの姿も見ていただけたら」と話している。
問い合わせは同館(0735・62・1122)へ。
担当した飼育員の中村公一さん(39)によると、水槽には「愛の巣」としてサンゴで作った家を置き、赤白の鮮やかなしま模様が美しいオトヒメエビのペアとクロホシイシモチの群れ、一見すると石のように見えるタツナミガイを展示している。
オトヒメエビは雄と雌のペアをつくってずっと一緒に暮らし、クロホシイシモチは普段は大きな群れで暮らすが、繁殖期になるとペアをつくって出て行くという習性があるという。また、雄が口の中でふ化するまで卵を育てることでも知られている。
タツナミガイはアメフラシの仲間で雌雄同体。雄でありながら雌でもあるので、出会った相手と繁殖行動を起こすことができるという。
中村さんは「生き物にとって繁殖は非常に重要なことであり、それぞれが愛の戦略を工夫しながら生存している。展示を通じて生き物に興味を持っていただきたいし、仲むつまじいオトヒメエビの姿も見ていただけたら」と話している。
問い合わせは同館(0735・62・1122)へ。