和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月27日(土)

専門学院に教材用エンジン寄贈 スズキ自販和歌山

教材用エンジンの贈呈式で記念撮影をする関係者(和歌山県田辺市新庄町で)
教材用エンジンの贈呈式で記念撮影をする関係者(和歌山県田辺市新庄町で)
 和歌山県田辺市新庄町の田辺産業技術専門学院はこのほど、スズキ自販和歌山(本社・和歌山市)から実習用教材として軽自動車用エンジン1機の寄贈を受けた。

 同学院で贈呈式があり、同社の安藤洋一社長、同学院自動車工学科の生徒25人、教職員らが出席した。

 安藤社長は「地域の安全、安心を守る貴重な人材になるという自覚を持って勉強に励んでもらいたい。少しでも役に立てればうれしい」と話した。

 板倉勝喜学院長は「自動車整備士を目指す訓練生にとって、新しいエンジンに触れられることは大変な喜びだ」、生徒代表の宮本拓海さん(20)は「実習で活用し、技術の向上に努めたい」とそれぞれ謝辞を述べた。

 寄贈されたエンジンは、自動車工学科の実習で、分解や清掃、組み立てといった作業の教材として使用される。

 この日の贈呈式では、和歌山産業技術専門学院(和歌山市)にも、同社から同型のエンジン1機が寄贈された。