和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

高校生の書き初め力強く みなべの鹿島神社、みこの舞も

南部高校書道部員4人が奉納した力強い書(1日、和歌山県みなべ町埴田で)
南部高校書道部員4人が奉納した力強い書(1日、和歌山県みなべ町埴田で)
優美に「豊栄の舞」を奉納する中学生4人
優美に「豊栄の舞」を奉納する中学生4人
 和歌山県みなべ町埴田の鹿島神社で元日、高校生が大書き初め、中学生がみこの舞を華やかに奉納し、参拝者を楽しませた。


 大書き初めを奉納したのは、南部高校書道部員でいずれも1年生の火縄明俐さん、村田遥香さん、小倉愛菜さん、瀧田恭大君の4人。「壬寅(みずのえとら)」と「勇ましく ゆらぐことなく 起き上がり」という文字を力強く書き上げた。

 部長の火縄さんは「コロナで大変な状況が続くが、今年は笑顔あふれる一年になるようにしたい。何かあっても諦めずに勇気を持って進んでいくという思いを込めた」と話した。

 みこの舞は、いずれも南部中学校1年の木田美々花さん、中嶋渚さん、深山紅愛さん、山下小有紀さんの4人が奉納した。2020年12月から練習を始めたという「豊栄の舞」で、4人は舞を終え「初めての披露で緊張したけど、うまく舞うことができた」と話した。

 大書き初めやみこの舞の前には宮総代らが参列して歳旦祭が営まれた。亀井隆行宮司(48)が祝詞を上げ、参列者が順番に玉串をささげた。総代長代理の山本明治さん(82)は「令和4年は新しい時代を切り開いていくという思いを心新たにする。祭事は過去2年間縮小していたが、今年は執り行いたいという思いが強い。皆さんの協力を願いたい」と語った。