天神崎保全で新たに山林取得 大切にする会、目標面積の5割に
天神崎(和歌山県田辺市)の保全活動をする公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」は、新たに天神崎の山林計1033平方メートルを取得した。これで市の土地なども含め、目標とする面積18ヘクタールの半分が保全地となった。
会の活動は天神崎での別荘開発計画をきっかけに始まった。自然や歴史的環境を守るため、1970年代から寄付を募って土地を取得する「ナショナル・トラスト」運動を続けている。山林部約18ヘクタールの取得を目指している。また、活動を多くの人に知ってもらうために、自然観察教室を開いたり、清掃活動をしたりもしている。
今回取得したのは、目良漁港近くの、道路を挟んだ山林128平方メートルと905平方メートル。地権者の理解を得て、土地代や諸費用を含めて約88万円で取得した。
今回取得した分を含めた財団の所有地(約6・7ヘクタール)と田辺市の所有地(約2・1ヘクタール)、日本自然保護協会の所有地(10・24アール)を合わせた保全地は約8・9ヘクタールとなった。
これまで会が取得した土地は寄付もあるが、ほとんどが積み立てた寄付金による買い取り。
会の業務執行理事、玉井済夫さん(82)は「できるだけ天神崎の海岸林を残していこうと、地権者と交渉し、買い取りを進めている。より広く森を守ることで、田辺の磯や海、自然を良い状態で残すことができる。寄付で会を支えてくれている方々に感謝しています」と話している。
土地を取得するための会の積立金は現在、約7300万円ある。一方で、会の運営は主に会費で賄っており、随時、会員も募集している。 寄付や会員募集に関する問い合わせは、天神崎の自然を大切にする会(0739・25・5353)へ。
会の活動は天神崎での別荘開発計画をきっかけに始まった。自然や歴史的環境を守るため、1970年代から寄付を募って土地を取得する「ナショナル・トラスト」運動を続けている。山林部約18ヘクタールの取得を目指している。また、活動を多くの人に知ってもらうために、自然観察教室を開いたり、清掃活動をしたりもしている。
今回取得したのは、目良漁港近くの、道路を挟んだ山林128平方メートルと905平方メートル。地権者の理解を得て、土地代や諸費用を含めて約88万円で取得した。
今回取得した分を含めた財団の所有地(約6・7ヘクタール)と田辺市の所有地(約2・1ヘクタール)、日本自然保護協会の所有地(10・24アール)を合わせた保全地は約8・9ヘクタールとなった。
これまで会が取得した土地は寄付もあるが、ほとんどが積み立てた寄付金による買い取り。
会の業務執行理事、玉井済夫さん(82)は「できるだけ天神崎の海岸林を残していこうと、地権者と交渉し、買い取りを進めている。より広く森を守ることで、田辺の磯や海、自然を良い状態で残すことができる。寄付で会を支えてくれている方々に感謝しています」と話している。
土地を取得するための会の積立金は現在、約7300万円ある。一方で、会の運営は主に会費で賄っており、随時、会員も募集している。 寄付や会員募集に関する問い合わせは、天神崎の自然を大切にする会(0739・25・5353)へ。