血液センターが高台移転 津波の被害避ける
和歌山県田辺市芳養町の県赤十字血液センター田辺出張所が上富田町生馬に移転し、8月29日に「県赤十字血液センター紀南出張所」として開設する。津波の被害を避けるために海から離れた場所に新築した。
県内には県赤十字血液センターの施設が3カ所あり、田辺出張所(20人勤務)は由良町から新宮市までを管内にし、各地にバスで出向いて献血を受け付けたり、29の医療機関に血液を運んだりしている。
現在の施設は1984年に開設。海が近く海抜6メートルの場所にあり、建物の老朽化が進んでいた。地震が起きて津波の被害に遭えば血液の供給が難しくなる。
移転先は生馬橋近くの国道311号沿いに町が造成した企業団地で、海抜は14メートル。1818平方メートルの敷地に鉄骨平屋(延べ床面積728平方メートル)を建設した。津波対策に加え、遠方に血液を運ぶことを考えて紀勢自動車道のインターチェンジ付近で広い土地を探していたという。
県内には県赤十字血液センターの施設が3カ所あり、田辺出張所(20人勤務)は由良町から新宮市までを管内にし、各地にバスで出向いて献血を受け付けたり、29の医療機関に血液を運んだりしている。
現在の施設は1984年に開設。海が近く海抜6メートルの場所にあり、建物の老朽化が進んでいた。地震が起きて津波の被害に遭えば血液の供給が難しくなる。
移転先は生馬橋近くの国道311号沿いに町が造成した企業団地で、海抜は14メートル。1818平方メートルの敷地に鉄骨平屋(延べ床面積728平方メートル)を建設した。津波対策に加え、遠方に血液を運ぶことを考えて紀勢自動車道のインターチェンジ付近で広い土地を探していたという。