和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年12月03日(金)

中高生が「ジオパーク探偵団」 35人が専門家の助言で研究

仁坂吉伸知事(左)から団員証と探偵団手帳を受け取る団員=和歌山県白浜町日置で
仁坂吉伸知事(左)から団員証と探偵団手帳を受け取る団員=和歌山県白浜町日置で
 和歌山県内の中高生35人がジオパークを調査し、専門家の指導や助言を受けながら、自ら疑問に感じたことを研究していく「南紀熊野ジオパーク探偵団」が16日に発足した。


 探究活動を通じて自然環境や社会問題に関心を高め、地元の課題解決に取り組める人材を育てようと南紀熊野ジオパーク推進協議会(会長=仁坂吉伸知事)が発足させた。当初は9月11日に発足予定だったが、新型コロナウイルス感染防止対策のため延期していた。

 発足式は16日、白浜町日置の志原海岸であった。団員一人一人に「団員証」と「探偵団手帳」を手渡した仁坂知事は、あいさつで「自分の頭で考える立派な大人になって」と呼び掛けた。

 続いてあいさつした東垣・南紀熊野ジオパークセンター長(団長)は「世界に通用する人間になってもらいたい」と言い、井澗誠白浜町長は「世界に飛躍する人材になってもらいたい」と激励した。

 団員は県内5高校の28人と1中学校の7人。発足式に出席した32人は式後、志原海岸で本年度1回目の現地調査活動をした。

 探偵団の本年度の研究テーマは「海洋環境を考える」。団員は、和歌山大学など研究機関の研究者ら専門家から助言を受けながら、現地調査を行い、オンラインでの事後学習などを経て、来年2月に予定されているユネスコ世界ジオパーク高校生国際交流会(高知県室戸市)と南紀熊野ジオパークフェスタ(開催地未定)などで成果を発表する。

 高校の授業の一環でジオパークについて研究しているという海南高校教養理学科2年の中西弘汰郎君(17)は「ジオパークの土地と人間の関わりに興味がある。今後の活動をとても楽しみにしている」と話した。