紀南に熱帯のチョウ飛来 ソテツの新芽を食害
幼虫がソテツの新芽を食害する熱帯チョウ「クロマダラソテツシジミ」が、和歌山県の紀南各地に飛来、繁殖を繰り返している。食べられて葉先が茶色くなった株も見られる。現在、県内での越冬は確認されておらず、南方から飛来しているとみられている。
本来、南アジアや東南アジアなどの熱帯地域に分布するが、2000年代に南西諸島で定着が確認された。県内では08年に太地町で見つかって以来、各地で目撃されるようになった。羽を広げても2・5センチほどの小さなチョウだが、飛行能力は高いと考えられている。
紀南では毎年のように飛来しており、田辺市や白浜町の施設や道路脇に植えられているソテツの周りで成虫が多く飛び交っている。
ソテツの周辺で他の昆虫と一緒に花の蜜を吸ったり、雄が縄張りを持って雌を待ったりする姿が見られる。幼虫は全長1・5センチ前後。成虫は11月ごろまで出現する。
田辺市のふるさと自然公園センターの観察指導員は「昨年は飛来時期が早く、大発生となったが、今年はどうなるかまだ分からない」と話している。
本来、南アジアや東南アジアなどの熱帯地域に分布するが、2000年代に南西諸島で定着が確認された。県内では08年に太地町で見つかって以来、各地で目撃されるようになった。羽を広げても2・5センチほどの小さなチョウだが、飛行能力は高いと考えられている。
紀南では毎年のように飛来しており、田辺市や白浜町の施設や道路脇に植えられているソテツの周りで成虫が多く飛び交っている。
ソテツの周辺で他の昆虫と一緒に花の蜜を吸ったり、雄が縄張りを持って雌を待ったりする姿が見られる。幼虫は全長1・5センチ前後。成虫は11月ごろまで出現する。
田辺市のふるさと自然公園センターの観察指導員は「昨年は飛来時期が早く、大発生となったが、今年はどうなるかまだ分からない」と話している。