和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月22日(水)

小学校跡で毎月朝市 田辺市中辺路の地元グループ

元二川小学校で開かれた「オープンデパート朝市inなかへち」(和歌山県田辺市中辺路町川合で)
元二川小学校で開かれた「オープンデパート朝市inなかへち」(和歌山県田辺市中辺路町川合で)
 和歌山県田辺市中辺路町川合、元の二川小学校を地域の活性化のために活用しようと、地元有志のグループ「ふたかわ超学校」(土山徹代表)が、食べ物や雑貨などを販売する「オープンデパート朝市inなかへち」を始めた。初回の25日には約260人が来場した。今後は毎月開催していく。


 「ふたかわ超学校」が毎月実施しているドキュメンタリー映画の上映会「音楽室シネマ」に合わせて開催する。これまでも食べ物や野菜などを販売する「小さなマルシェ」を校舎で開いていたが、規模を大きくすることでより多くの人が集まり、人や店がつながる場にしようと企画したという。

 テントやベンチなど会場の設営は、2017年から兵庫県加古川市で開催している「オープンデパート朝市」を手掛ける同市の園芸・防犯用品メーカー「ムサシ」(岡本篤社長)が協力。土山代表と高校時代からの友人という岡本社長から提案があり、中辺路町での開催が実現した。

 25日は青空の下、校舎の玄関先や運動場などにカレーやかき氷、パンといった飲食物、草木染や藍染めの衣服、アクセサリーなどを販売する13店舗が出店。家族連れらが多く訪れ、閉校となった小学校がにぎわった。

 校舎では育児グッズや雑貨などの持ち寄り会「リユース部」のほか、障害児とその家族の支援活動をしているNPO「ころん」によるオリジナルTシャツ作りのワークショップもあった。

 土山代表(46)は「地元だけでなく周辺からも人が集まるように、少しでも居心地の良い場所をつくろうと取り組んできた。これからもいろんなことを試していきたい」。岡本社長(46)は「山に囲まれ、近くに川がある素晴らしい場所。加古川市とのギャップをうまく活用し、山間部の地域が抱える課題の解決策も探っていきたい」と話した。

 オープンデパート朝市は今後、「音楽室シネマ」の開催日以外にも開催日を増やす予定という。