和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月27日(水)

「宇宙食メニュー」お披露目 まるごと串本ロケット開発中

ロケットを模した「まるごと串本ロケット」のパッケージの試作品とお披露目された宇宙食メニュー(27日、和歌山県串本町串本で)
ロケットを模した「まるごと串本ロケット」のパッケージの試作品とお披露目された宇宙食メニュー(27日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町から本年度中に初号機が打ち上げられる予定の小型ロケットを地域の活性化に生かしたいと、串本名物を使った「宇宙食メニュー」やその詰め合わせ「まるごと串本ロケット」の開発に取り組んでいる「町ロケット観光組合」(坂井良雄隊長)は27日、町内で宇宙食メニューのお披露目会を開いた。取り組みの中間報告として行い、関係者が料理を試食。坂井隊長(57)は「ロケットの姿が見えてきた。『発射』を楽しみにしていただきたい」と話した。


 町ロケット観光組合には町内にある11の飲食店や和菓子店、観光施設などが参加。おいしい串本名物を「宇宙食メニュー」として各店舗が提供し、それらの名物メニューを自宅でも食べられるレトルト食品にして詰め合わせた「まるごと串本ロケット」を開発するというプロジェクトを進めている。

 同町串本の町文化センターであったお披露目会には関係者ら約20人が参加。まるごと串本ロケットに宇宙食メニューを詰め込む10店舗のうち、8店舗が用意した料理を試食するなどした。

 取り組みに参加している串本海中公園センター(串本町有田)では、町の魚である「トビウオ」のだしなどを使った混ぜご飯を、太陽系の惑星をイメージした盛り付けにしてレストランで提供することを計画しており、ロケットには「混ぜご飯の素」を入れる予定。センターの佐藤智之取締役(59)は「本物のロケットに負けないよう、串本の魅力満載のロケットに仕上げたい」と話した。この他、宇宙食に見立てた水ようかんやポンカンジュレ、マグロのモツのどて煮などがあった。

 町ロケット観光組合では8月24日まで、開発資金をインターネットで募るクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。今後は、ロケットの形を模したパッケージのデザインを検討するなどし、10月から返礼品として全国に順次発送する他、その後、土産として販売することを目指している。CFは「CAMPFIRE」のホームページから申し込める。