和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月21日(木)

職員総出で商品券各戸配布 コロナ対策で古座川町

各家庭を訪ね町民に商品券の説明をする仲本耕士副町長(4日、和歌山県古座川町中崎で)
各家庭を訪ね町民に商品券の説明をする仲本耕士副町長(4日、和歌山県古座川町中崎で)
 和歌山県古座川町は新型コロナウイルスで落ち込んだ地域経済の活性化などを目指し、全町民に1人当たり1万円分の商品券を配布する事業で、4日から職員が各家庭を回って届ける取り組みを始めた。「町民とのコミュニケーションのきっかけに」などとの思いからで、配布には業務の関係で参加が難しい職員を除き、ほとんどの職員が携わる予定という。

 町地域振興課によると、商品券は町内46の飲食店やスーパーマーケット、移動販売などで使えるもので、500円券20枚がセットとなっている。今年3月3日現在で同町に住民として登録されている2569人を対象に配布。同町ではコロナ禍で生活支援のために町民1人当たり現金1万円を給付したことはあったが、商品券は初めて。

 当初は3、4の両日に配る予定だったが、警報も出た大雨の影響で4日からスタート。初日は午前9時から午後4時ごろまで、職員が2人一組となって高池、明神、小川地域にある各家庭を訪問。商品券の説明をしながら約1500人分を配った。

 各戸配布に参加した仲本耕士副町長から商品券を受け取った同町中崎の女性(48)は「1万円は大きい。家計が助かるので大変うれしい」と笑顔。仲本副町長は「若い職員が増えているし、コロナ禍で住民の皆さんと接する機会も減っている。このようにして足を運ぶことで、役場と町民との距離感を縮め、コミュニケーションを図るきっかけになれば」と話していた。

 不在だった住民には後日届けたり、郵送したりして対応。各戸配布は11日にも三尾川、七川地域で行う予定という。

 商品券の使用期間は今月12日から10月31日まで。