和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月25日(土)

梅雨の晴れ間にアユが舞う 日置川で友釣り解禁

掛けたアユをたも網でキャッチする釣り人。円内は解禁日に釣り上げられたアユ(26日、和歌山県田辺市中辺路町で)
掛けたアユをたも網でキャッチする釣り人。円内は解禁日に釣り上げられたアユ(26日、和歌山県田辺市中辺路町で)
 和歌山県田辺市や白浜町を流れる日置川で26日、アユの友釣りが解禁となった。梅雨の晴れ間、この日を待ちわびた釣り人が川のせせらぎの中、アユが掛かった感触を楽しんだ。

 友釣りは、おとりのアユに針を付けて泳がせ、縄張りを守ろうと近づいてきた他のアユを針に掛けて釣り上げる。当たりや良型アユの強い引きなどが醍醐味(だいごみ)。塩焼きにするなど旬の味覚の楽しみもある。

 田辺市中辺路町の森本高由さん(70)は「水が多く、(餌となる)コケが流されたので掛かりは悪い」と言いながら、午前9時半ごろまでに中辺路町近露で24匹を釣った。中学生からアユ釣りをしているという森本さんは「どこの石にアユがいるか考えながら釣るのが魅力」と話した。

 日置川漁協は4月に殿山ダム上流に約2・2トン、ダム下流に約1・4トンの稚アユを、5月には24日までにダム上流に約1トンを追加放流した。天然遡上(そじょう)の量は例年並みとみられるという。

 周辺河川では、日高川が先に解禁されており、ほかに、富田川が5月30日から、古座川と熊野川が6月1日から解禁となる。