子どもたちに手作りマスク480枚贈る
和歌山県みなべ町芝の永岡操さん(77)がこのほど、町内の南部小学校(児童299人)に手作りしたマスク約350枚を寄付した。4月にも、南部幼稚園と南部保育所に合わせて約130枚を寄付している。永岡さんは「皆さんに喜んでもらえることが幸せ」と話す。
新型コロナウイルス感染症対策で、地域でもなかなかマスクが手に入らない状態になった。永岡さんは南部幼稚園に勤めていたこともあり「子どもたちにプレゼントしたい」と思い立った。
1カ月ほどかけて園児と職員分のマスクを作り、4月に幼稚園と保育所に寄付。続いて、南部小学校にも贈ろうと児童数を確認し「思っていたより少ない。頑張ってみよう」と思い、ミシンを走らせた。特産の梅を意識して、男子用には緑色、女子用にはピンク色の布で、裏側にはガーゼ生地も付けた。職員用の大きめのマスクも作って贈った。同小では今月21、22日の登校日に児童に渡した。
湯川三生校長(57)は「直接、子どもの健康を守ってくれるものを頂いたことに感謝するとともに、こうした善意を贈ってくれたことで子どもたちの心を耕していただいたという思いもあり、大変ありがたい」と感謝した。
製作に当たっては、田辺市内の店で布やゴムひもを特別に取り寄せてもらい、製作に使うまち針も400本用意。友人がまち針を打ったり、ゴムひもを通したりする作業を手伝ってくれ、縫い糸も譲ってくれた。町内のスーパーはマスクを1枚ずつ入れるビニール袋を提供してくれたという。
左の腕や手は病気によるまひもあったが、ミシン作業も運動の一つになると思い、マスクも自分で簡単な作り方を工夫して作業した。「テレビも見ず、寝不足にもなりながら、とにかく今でないと」と急いだ。永岡さんは「幼稚園に勤めていたから、こんな思い付きができた。支えてくれる家族や周囲のおかげもある。喜んでもらえるだけで、私の気分は元気になる」と話す。
贈ったマスクは「クスクスマスク」と名付けた。「子どもたちの笑顔がマスクで隠れてしまうのは寂しい。見えないけれど、マスクの中では『クスクス』笑っていてほしいなと願って」と言い、ほほ笑んだ。
新型コロナウイルス感染症対策で、地域でもなかなかマスクが手に入らない状態になった。永岡さんは南部幼稚園に勤めていたこともあり「子どもたちにプレゼントしたい」と思い立った。
1カ月ほどかけて園児と職員分のマスクを作り、4月に幼稚園と保育所に寄付。続いて、南部小学校にも贈ろうと児童数を確認し「思っていたより少ない。頑張ってみよう」と思い、ミシンを走らせた。特産の梅を意識して、男子用には緑色、女子用にはピンク色の布で、裏側にはガーゼ生地も付けた。職員用の大きめのマスクも作って贈った。同小では今月21、22日の登校日に児童に渡した。
湯川三生校長(57)は「直接、子どもの健康を守ってくれるものを頂いたことに感謝するとともに、こうした善意を贈ってくれたことで子どもたちの心を耕していただいたという思いもあり、大変ありがたい」と感謝した。
製作に当たっては、田辺市内の店で布やゴムひもを特別に取り寄せてもらい、製作に使うまち針も400本用意。友人がまち針を打ったり、ゴムひもを通したりする作業を手伝ってくれ、縫い糸も譲ってくれた。町内のスーパーはマスクを1枚ずつ入れるビニール袋を提供してくれたという。
左の腕や手は病気によるまひもあったが、ミシン作業も運動の一つになると思い、マスクも自分で簡単な作り方を工夫して作業した。「テレビも見ず、寝不足にもなりながら、とにかく今でないと」と急いだ。永岡さんは「幼稚園に勤めていたから、こんな思い付きができた。支えてくれる家族や周囲のおかげもある。喜んでもらえるだけで、私の気分は元気になる」と話す。
贈ったマスクは「クスクスマスク」と名付けた。「子どもたちの笑顔がマスクで隠れてしまうのは寂しい。見えないけれど、マスクの中では『クスクス』笑っていてほしいなと願って」と言い、ほほ笑んだ。