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開館30周年で図録と記念誌 新宮市の佐藤春夫記念館

新宮市立佐藤春夫記念館が開館30周年を記念して作成した図録と記念誌(和歌山県新宮市で)
新宮市立佐藤春夫記念館が開館30周年を記念して作成した図録と記念誌(和歌山県新宮市で)
 和歌山県新宮市出身の作家・佐藤春夫(1892~1964)の文学館である同市新宮の佐藤春夫記念館(辻本雄一館長)は、開館30周年を記念した図録と記念誌を作成した。図録「佐藤春夫と谷崎潤一郎~離れえぬ縁(えにし)」は800円(税込み)で販売しており、記念誌「30年のあゆみ」は無料配布している。

 記念館は、東京都文京区にあった佐藤の邸宅を熊野速玉大社の境内に移築し、1989年11月に開館。

 図録は昨年11月19日から今年2月24日まで同じタイトルで開いた企画展の内容を補足したもので、佐藤と谷崎の関係を解説しているほか、二人の周辺の人々との関係にも焦点を当てた内容。A4判28ページ(表表紙と裏表紙を含めると32ページ)で、700部発行。送料別で郵送可能。

 記念誌はA4判20ページで、300部発行。施設の沿革やこれまでに開いた企画展などを紹介しており、図録購入の際に希望があれば同封するほか、送料を負担してもらえれば記念誌のみの郵送もできる。

 辻本館長(74)は「図録では新しい資料も使って紹介しており、一般の方だけでなく、研究者にも役立つ部分があるのではないか」と話している。

 申し込みはメール(satouharuokinenkan@gmail.com)で受け付けている。

 記念館は6月1日まで、新型コロナウイルスの感染予防対策として休館中。

 問い合わせは、火曜~金曜の午前9時~午後5時に記念館(0735・21・1755)へ。

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