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新聞工場内、笑いに包まれる 和歌山・紀南の地元で春風亭橋蔵さんが落語会

即席の高座で話す春風亭橋蔵さん(和歌山県田辺市秋津町で)
即席の高座で話す春風亭橋蔵さん(和歌山県田辺市秋津町で)
 和歌山県みなべ町出身の江戸落語家、春風亭橋蔵さん(36)が17日、田辺市秋津町の紀伊民報輪転機工場で落語会を開いた。地域の人ら約50人が橋蔵さんの古典落語に耳を傾け、場内は笑いに包まれた。

 橋蔵さんが工場に設けた高座に上り、軽妙な小話で来場者を和ませた後、古典落語「動物園」と「禁酒番屋」を披露した。「動物園」で主人公が毛皮をかぶりライオンを演じる場面では、ライオンの動きに見える歩き方を表現し、会場からは大きな拍手が起こった。

 橋蔵さんは「落語が皆さんの生活のアクセントになればと故郷で開催し、こんなにも多くの人に集まっていただいて良かった。輪転機工場は声が響くのでやりやすかった」と語った。  橋蔵さんとは高校の同級生という上富田町岩田の福田和伸さん(36)は「声の張りや息遣いを間近で感じ、気付けば話にのめり込んでいた」と話した。

 輪転機工場でのイベント開催は紀伊民報で初の試み。小山雄希智社長は「うまくいくか心配だったが、盛り上がって良かった。今回を機に、他のイベントへの活用も検討したい」と述べた。

 橋蔵さんは、18日に田辺市中屋敷町の「まごころサポート田辺くるむ店」でも落語会を開いた。20日午後7時からは、田辺市湊の「魚と鉄板串焼き福福」でも開く。

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